まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

『七人の魔剣姫とゼロの騎士団』感想

七人の魔剣姫とゼロの騎士団【電子特典付き】 (MF文庫J)

ストーリー
七人の魔剣姫が支配するキールモール魔術学園に突如現れた、赤毛の少年ナハト。「この学園にあるんだろ『七つの魔剣』が。そいつを全部いただきに来た」転入早々に学園中を敵に回した不敵な少年の狙いは、全ての魔剣を手に入れ、伝説の騎士団を蘇らせること。当然、同級生のシャーロットやアリアをはじめ魔剣姫たちが彼を黙って見逃すはずがなくーー「なんつーか。あんた、すごい美人だな」「ちょ、ちょっとジロジロ見ないでよ。金とるわよ」ナハトの持つ伝説級の魔具、飛島を巡る騎士団、大陸中を跋扈する魔物の脅威ーー巨大な学園を巻き込み、少年と七人の魔剣姫達の戦いが始まる!

魔力を持たない少年が、自らの生まれの謎を解き明かすべく、魔術学園を統べる七人の魔剣姫たちに勝負を挑むファンタジーアクション。
七人の魔剣姫と来ました! いきなりヒロインが7人いますよ、ってことを声高に宣言していくその勇気にまず乾杯。いやほら……最近なにかと大変だし……。
軽快なコメディとなかなか可愛いヒロイン陣、気軽に楽しく読めました。個人的には、もう少し濃密なバトルが読みたいかな。


最強の魔具たる魔剣を持ち、魔術学園のトップに君臨する7人の魔剣姫たち。そんな彼女たちに挑むのは、いきなり転入してきた魔術を持たない謎の少年!
うん、いいですね。わかりやすく少年漫画しててよいですよー。やっぱりね、三幹部とか四天王とかね、そういうのはワクワクしちゃいますね。
魔剣姫の中で今回しっかりと描かれたのは、主人公・ナハトのお世話役になったシャーロットと彼女と因縁の深いアリアの2人だけでしたが、ちょっとだけ出てきた他の魔剣姫もそれぞれ個性豊かで、早くナハトたちに絡んできてほしい! 強い美少女はいればいるほどよいのですよ!!


今のところメインヒロイン的立ち位置にいるのはいつもお金に困っている不遇の王女・シャーロット。ナハトのお世話役になり、一騎打ちイベントもこなし、二人きりでの冒険にも行ったりして、順調にルートに入っている感がありますが……。僕としては、まっすぐにツンデレを行くアリアの方を推したい!
というか表紙の立ち絵がアリアなので、てっきり彼女がヒロインのつもりで読んでいたのに、正直裏切られた気持ちですわ!(笑)
ナハトとシャーロットが仲良さそうにしているのを見てぐぬぬっているところとか、非常に好みなのでぜひ報われてほしいのですが……。まあまだ始まったばかりだしね。ラブコメ方面は特に楽しみにしてまぅよ。ナハトのノリがやたらチャラいのは少し鼻につくけれど……。
あと、最初にも書いたけれどもバトル方面。いまんとこ一番かっこよかったのがまさかのフワリナ先生(イラスト込みで)だったし、せっかく色んな戦い方を見せてくれそうな設定でもあるので、もっとガッツリとバトルを描いてもらえたら嬉しいです。
とりあえず、ヒロイン揃い踏みが楽しみですね!


イラストはGreeNさん。いやーやっぱアリア可愛くない? 可愛いよね? もちろんシャーロットも可愛いんだけどさ。
他の魔剣姫たちのイラストも楽しみです。


でもエレミアもいいな(すぐに目移りする悪いラノベ読み)。