魔装学園H×H 6

魔装学園H×H (6) (角川スニーカー文庫)

ストーリー
囚われの身となっている仲間を救うため、異世界への偵察任務に赴く傷無とガートルード。
しかし途中で懲罰四剣のラムザたちに見つかり、追い回されてしまう。
ふたりの窮地を救ったのは、かつて敵として戦ったグラベルとアルディアで……。


今回のお相手はグラベルとアルディア！　そして内容は触手（※ケーブル）プレイ！
初めこそ敵だったグラベルですが、巻を追うごとに魅力が増してきていますね。まさか、アタラクシアと共闘するようになるとは思いませんでしたが。
一方、バトルの方のお相手は愛音。私としては、彼女はもう心情的に、ヒロインというよりも敵に思えてしまっていたのですが、さすが傷無さんは魔王だけあって器がでかいです。


アタラクシアに残された戦力は傷無とガートルードのみ。貴重なそのふたりを用いて、決死の偵察任務（女装付き）を実行します。もちろん、その前にガートルードとはしっかり絶頂改装をキメているわけですが。
しかしガートルードは可愛いですね。粗雑な口調にロリ体型がミスマッチで、しかしそこがいい。マスターズの中では一番好きかもしれません。
偵察任務はあえなく失敗。でもグラベルとアルディア、イズガルド軍が、ここで思わぬ助けに入ってくれました。
イズガルドでの束の間のバカンス……この娘たち、もう傷無の前で全裸になることに躊躇がなくなっているんだぜ……！
まあエロ方面を抜きにしてもですね。グラベルが傷無にすっかり骨抜きになってしまっているのは明らかで、なんかめちゃくちゃ可愛く見えてくるのでした。
そんなグラベル＆アルディアと、地球を航行するために行った連結改装は、まさかの触手（※ケーブル）プレイ。いやあ、毎回新しい種類のエロを提供してくれるなあ……（感涙）。
触手（※ケーブル）はともかく、グラベルやアルディアからの「ご奉仕」にはちょっと驚きましたね。グラベルはいいとして、傷無さん、アルディアの心を掴むの早すぎじゃないですか！　魔王ってすげえや！


アタラクシア＆イズガルド連合軍と、バトランティスとの一大決戦。敵大将は皇帝・愛音。
愛音の術式解体の前になすすべもない連合軍ですが、傷無とアタラクシア技術班だけが、彼女を止めるために立ち上がります。
はっきり言って無茶だけれど、気合と根性でがむしゃらにぶつかっていくのは、傷無っぽいかな。
愛音はもう傷無を殺すと明言してしまっているし、どれだけ悩んでいるように見えても、もう敵は敵なんだと思っていたのですが……。こうやって正面からぶつかることで、変えられないものを変えてしまうのも、また傷無の主人公たる所以といえるでしょう。
さて、物語は仕切り直しです。アマテラスやマスターズは復帰できるのか。皇帝の妹・グレイスはどう出てくるのか。那由多の陰謀に対して、アタラクシアが、イズガルドが、そしてバトランティスが、どう動いていくのか。続きが大いに気になりますね。
もちろんエロ方面も、イラストについに謎の光が入ってしまったのには苦笑しか出ませんけど、今後も自重することなく突っ走っていただきたいところです！


奇跡のアニメ化にもはや期待感しかない。