まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

ロウきゅーぶ!(6)

ロウきゅーぶ! 6 (電撃文庫 あ 28-6)

ロウきゅーぶ! 6 (電撃文庫 あ 28-6)

  • ストーリー

合宿も終わり、昴と慧心学園女子バスケ部の少女たちは、ドタバタながらも楽しい日々を過ごしていた。
夏休みの終わりも迫ったある日、智花はみんなで夏祭りに行こうと提案する。
ところが直前になって、智花はお父さんから祭りへの参加を禁じられてしまい……。


今回は短編集でした。
5巻に続いてバスケがなかったのでどうにも熱血分が足りない。少し寂しいですね。
しかし短編はどれも面白く、それぞれでいいニヤニヤが楽しめました。
スポ根路線も大好きですが、こういう普通の(?)ラブコメっぽいのも大歓迎であります。


とりあえず智花が全体的に可愛すぎて困る。
いつものように昴の周りで色々とハプニングが巻き起こるわけですが、今回は特に智花関連のものが多かったような気がします。
というか、ハプニングがなくても普通にいちゃいちゃしているような……。
あたかも最近付き合い始めたばかりの初々しい歳の差カップルのような雰囲気を醸し出しています。
他の4人からはもう完全にそういうものとして受け取られているし(ひなたちゃんはそうでもないか)。
もう智花がメインヒロインということでいいんじゃないですかね。吹っ切れちゃいなよ昴さん!


いちゃいちゃはともかく、夏祭りの話では智花とみんなとの心温まる交流が見られて良かったです。
小学校とはいえ、こんなピュアな友情があっただろうか。女の子だとまた違うのかもしれないけれど。
それぞれが心からみんなを思いやる気持ちが伝わってきます。友達っていいものだなあ。
しかし昴は本当にハイスペックな男である。そりゃモテるよ(主に年下に)。


てぃんくるのお二人のイラストはいつも以上に自重を知りませんでした。
要所要所でよくもまあこんなにも……ありがとうございます!
そして最後の見開きは卑怯です。これはずるい。


ひなたちゃん? うむ、ちょーかわいい。