まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

GJ部(4)

GJ部(グッジョぶ)4 (ガガガ文庫)

GJ部(グッジョぶ)4 (ガガガ文庫)

  • ストーリー

季節は巡って冬到来。
GJ部の面々は、こたつで温まりながら、部室でまったりする毎日を過ごしていた。
クリスマスに年末年始、バレンタインデーとイベントも盛りだくさんで……?


遂に冬がやってきました。いつの間にか作中では1年が経っていたんですね。
1年間大きな事件もなく、大して人間関係が変わったわけでもなく、キョロはキョロのままで、真央は真央のままで。
でもそんな、なんでもない毎日は、ぼんやりとしているうちにあっという間に過ぎてしまって。
振り返ってみれば楽しいことがいっぱいあって。
高校生の1年間っていうのは、えてしてそんなものなんだろうと思います。
ちょっとした時間にページをめくって、GJ部でのなんてことのない日々に想いを馳せて、和んで、ほっとする。
まさに冬、こたつの中で読むのにぴったりの作品ではないでしょうか。試してみては?


3巻の口絵で描かれていたこたつでのキョロの配置が、本文中でも明らかにされました。
なんとまあ羨ましい! けしからん! こんな状態でいられるのならバレンタインなんてもうどうでもいいじゃないか!
それとこれとは話が別なのか。いやまあ、気持ちは分からんではないですが、そこで催促できちゃうキョロは凄いと思います。
協定というのは気になりますね。キョロに関することなんでしょうけど。


満を持してキョロ妹が登場しました。ちょっとだけ。
可愛かったのでぜひまた出てきてほしいですね。
あと印象的だったのは森さん。今回も素敵なミステリアスビューティーでした。年なんて気にするな。
カラーピンナップにスカートふわっをチョイスした担当さん(?)に感謝。


5巻も出るということで、次は春。新入部員を期待してもいいのよね。
キョロと恵ちゃんの後輩ですか。新たな風を吹きこんでくれそうな予感がします。楽しみ。


そうか、天使家のクリスマスパーティーは真央を愛でる会なのか。