まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

這いよれ! ニャル子さん2

這いよれ! ニャル子さん 2 (GA文庫)

這いよれ! ニャル子さん 2 (GA文庫)

  • ストーリー

結局八坂家に居着いてしまったニャル子をなんとかして追い出そうと頭を悩ませる真尋。
ある日、ニャル子にご執心の炎の神性・クトゥグアのクー子が玄関先に現れた。
惑星保護機構から派遣されてきたらしい彼女は、自分もここに滞在したいと言い出すが……。


今回も小ネタのオンパレードでした。
きっと半分も気付けていないんだろうと思いますが、それでも十分な満腹感。
こんなにネタを入れてよくストーリーをまとめられるものだなあ。
ネタありきで展開を組み立てているんじゃないかと邪推したくなるくらいです。
売るほどネタで溢れているのに、それほどうるさくないのが不思議ですね。
「気付けた人はクスっとできる」程度のさりげないネタが結構あるからそんな風に感じたのかもしれません。
まるで空気のように、当たり前にネタやパロディが存在する。独特の雰囲気ですが、楽しいです。


新しくレギュラーになったクー子が可愛い。無表情キャラはいいものですね。変態っぷりもおいしいです。
クー子はニャル子ラブということで、真尋ではなくニャル子が中心になってラブコメ(?)しているのが面白いと思いますね。
ニャル子は相変わらず真尋ひと筋。普通に暮らしている分にはとても可愛らしいのですが、クー子他への容赦のなさがなんとも……。
まあ邪神だものね(そればっかり)。
真尋も真尋で安定感ばっちりのドSでした。
もうそろそろ少しは優しくというか、ニャル子へのフラグが立ってもいいんじゃないかと思うのですが、そんな気配は毛の先ほどもないのでした。
まあこの作品の場合、フラグなんて何の意味も成さないだろうと思いますけど。


バトルもありましたがわりとどうでもいいです。いやほんとに。
戦闘シーンでも欠かさずネタが入ってくるし、もうネタのほうが主目的なような気がするし。
とりあえずニャル子最強です。それでいいと思います。
クー子は普通に格好良かったかも?


シャンタッ君、なんていう可愛さなんだ。和みますね。
みー。