ダンタリアンの書架5
- 作者: 三雲岳斗,Gユウスケ
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/05/01
- メディア: 文庫
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- ストーリー
何の前触れもなくダリアンとヒューイの寝室に押しかけたカミラ。
幽霊列車を見に行こうというのだが、カミラは使用人たちに連れ戻され、結局2人で駅に向かうことに。
真夜中、貨物専用のはずの路線に豪華な特別客車が現れ……。
今回は本編4話に断章3話の構成になっています。
本編が少し長めなのかな。
第二話「猫と読姫」が良かったです。
全く幻書が出ない話というのも楽しいものですね。残酷な描写もありませんし。
ダリアンが猫に夢を見せられる(?)のですが、いつもとは少し違った様子のダリアンがどこか儚げで魅力的ですね。
同時にダリアンの隠された過去が垣間見えたような気もします。
ダリアンの過去も気になるところですけど、いつか明かされる日が来るのでしょうか。
第四話「つながりの書」では、ダリアン・ヒューイ組と、紅の読姫であるラジエル・教授組が遂に出会います。
ダリアンとラジエルは旧知のようですね。2人の関係も気になります。ダリアンの方が口は達者みたいですが。
教授はハルよりも謎に包まれていますね。何が目的なのか未だにつかめません。帝国の再興などと言っていましたが。
2組が出会ったのはいいとして、この話は全体的によく分からない点が多いです。
眠気に耐えつつぼーっとした頭で読んだから?いや、今見なおしてもやっぱり何が何だか……。
エミリエとエーファは1人にだったということでしょうか。だとしたらどちらがどちらの人格だったのでしょうか。
そして、最後に残った人格はどちらのものだったのでしょうか。
またきちんと読み返してみる必要がありそうです。
今回のカラーピンナップは特に素晴らしい!
ダリアンが胸元を開き、錠前があらわになった姿がようやくカラーで描かれました。このシーンを待っていた。
ほんのりと頬を染めたダリアンがたまらなくいとおしいですね。
ラジエルのカラーも素敵でした。次はぜひフランのカラーをお願いしたい。