まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

ヤマグチノボル先生

本日MF文庫J公式にて、『ゼロの使い魔』の作者ヤマグチノボル先生の訃報がありました。
私はTwitterで知りました。公式は重くてまだ開けていません。開いたらちょっと立ち直れないような気がするので今のうちに。


ゼロの使い魔』は私がライトノベルにはまるきっかけとなった作品のひとつであり、声を大にして「一番好きだ!」と常々言ってきた作品でもあります。
先生が癌だと発表されたときもショックでした。でもそれでいて、私はどこか楽観的だったのです。
「きっと元気に立ち直って最後まで書ききってくれるさ、だってヤマグチノボルなんだから」なんて、わりと本気で思ってました。
ゼロの使い魔』だけじゃなく、『いらん子中隊』だってちゃんと最終巻まで読めると信じきっていました。何よりご自身がそうおっしゃっていました。
だからまだ信じられません。本当かよ。本当なの。


東京に出てきて、作家さんが来るイベントなどにも行くようになり、いつかヤマグチ先生に会ってサインをいただくのが夢になりました。
夢は叶わぬままとなってしまいました。せめて、ひと目お会いしたかった。


才人が大好きでした。ルイズが大好きでした。
シエスタが大好きでした。キュルケが大好きでした。タバサが大好きでした。
ギーシュが大好きでした。モンモランシーが大好きでした。マリコルヌが大好きでした。
アンリエッタが大好きでした。ティファニアが大好きでした。コルベール先生が大好きでした。
デルフが大好きでした。シルフィードが大好きでした。アニエスが大好きでした。ジュリオが大好きでした。
ゼロの使い魔』が、『タバサの冒険』が、『烈風の騎士姫』が大好きでした。
ゼロの使い魔』が、『双月の騎士』が、『三美姫の輪舞』が、『F』が大好きでした。
人が、エルフが、建物が、国が、魔法が、ハルケギニアという世界すべてが大好きでした。
ヤマグチノボル先生が大好きでした。
これからも大好きです。


僕たちに夢を与え続けてくれて本当にありがとうございました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。