バカとテストと召喚獣8
- 作者: 井上堅二,葉賀ユイ
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2010/08/30
- メディア: 文庫
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- ストーリー
玲の提案で瑞希が吉井家に滞在することに。
明久にとっては夢のような話だが、それは同時に異端者として避けることができない戦いの日々の幕開けでもあった。
そんな中で再び幕を開ける試召戦争。大混乱のFクラスの運命は……?
安定感抜群のギャグ、ギャグ、そしてギャグ。
ページ数は少なめでしたが、これだけ笑いが詰め込まれていると十分なボリュームを感じます。
今回は特にドタバタが激しくて楽しかったですね。
姫路さん大飛躍。メインヒロイン好きの僕にとってはとても嬉しい。
とにかく姫路さんが可愛くて仕方なかったです。序盤からいい感じにぶっ壊れてました。
まさに押せ押せムードの姫路さんですが、想像していたようなイチャイチャはそれほどありませんでしたね。玲がいいブレーキ役になっていたと思います。
それでも美少女との同棲生活。胸がときめかないわけがない。
まあとにかく明久が羨ましいわけですが、あまりの鈍さに逆に可哀想になってきたような気も……。
そろそろ気付くだろ! 気付かないの? 気付いてよ! ああもうじれったいなあニヤニヤ。
それにしても明久の理性は大したものですね。あれだけある据え膳に全く手を出さないのは凄い。ある意味一番ガードが固いのは明久なのかもしれません。
後半はアキちゃ――明久と雄二の逃走劇が見ものです。
なんだかんだで全方向からモテるなあアキちゃ――明久は。そりゃあ異端審問会も黙ってはいられませんよね。
どこかおかしい人達にばかり好かれているような気もしますが。というかおかしくない人が見当たらない……。
明久と雄二の悪友っぷりは毎回見ていて胸が熱くなります。
互いをとことん陥れようとしながらもいざ共闘すると誰も追いつけないとか格好良すぎる。いいコンビです。
ラストで遂にこの時が。ああ、待ちに待ちました。
ここから明久はどう出るのでしょうか。続きがめちゃくちゃ気になります。次巻はまだですか!?
今回も葉賀さんのイラストがとても素敵でした。
ラストシーンの1枚はもとより、布団に顔をうずめた姫路さんの1枚は変態チックな表情が最高ですね。あとアキちゃん。
相変わらずあとがきが面白すぎて困る。