女子モテな妹と受難な俺(2)
- 作者: 夏緑,ぎん
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/04/19
- メディア: 文庫
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- ストーリー
相変わらずベタベタしてくる妹・今日子に振り回されっぱなしの明日太。
ある朝ふたりで歩いていると、隣の高校の水球部で今日子の知り合いだという根雪緋影が話しかけてきた。
見るからに今日子を狙っているらしい緋影に、危機感を募らせる明日太だったが……。
妹を避けるような素振りを見せておきながら、胸(ノーブラ)やパンツをしっかり観察して事細やかに描写している主人公が大好きです。
妹とはいえ美少女なら仕方ないよね。うん、仕方ない。
こんな無防備で可愛らしい妹にひっつかれて、しかも魅力を感じながら、しっかり耐え切る明日太の精神力にはもはや感嘆する他ありません。
兄っちのことしか見えていない今日子が本当に可愛いですね。ここまで一途だと兄妹とか関係なく応援したくなってしまいます。
男女関係なく大人気なのに何も気付かないっていう危なっかしさがまたたまらない。守ってあげたい。
鈍感ヒロイン、いいじゃないですか。もっと流行ってほしいなあ。
恐らく今日子に並び立つヒロインの凛世は、今回もサービス全開でした。
一度デレたら破壊力が凄い。今日子と人気を分けるだけはありますね!
今日子とのいちゃいちゃもいいけれど、凛世とのにやにや展開も期待してしまう。うん、どちらも捨てがたい。
何より、周りからは見向きもされない仏像マニアの明日太が、こんなに可愛いヒロインたちと仲良くやっているというのがいいんですよね。
なぜでしょう、別に自分のことでもないのに、なんとなく優越感を覚えてしまう。
小麦に関してはどこに向かおうとしているのかがさっぱり分からないのですが、よく考えたら1巻の頃からよく分かりませんでした。こむぎゅうぅ〜。
新ヒロイン・緋影が登場。
ヤンデレとかなんとかいいつつちょっとした中二なんだろうなあと思って軽く見てたらわりと本気で病んでてビビりました。
キャラ的には面白いんですけど、終盤のあれこれはちょっとなあ。
これはやりすぎだろうとか、流石に犯罪だろうとか、そういうことは置いておくにしても、ラストであっけなく終わりすぎたかなと思います。
もっとじっくりねっとりやって欲しかったような気もしますけど、まあラブコメだから、これくらいすっきりしていてちょうどいいのかもしれませんね。
次の巻からはヒロインとして参加してくるのでしょうか。それはそれで楽しみです。
百合もヤンデレもどんとこい。
仏像も粘菌も水球も、コアなネタだけれど全部受け止めていく自信がある。
でも、比叡や高野と妙なフラグを立てるのだけはやめてください! 受け止めきれない!