まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

本日の騎士ミロク6

本日の騎士ミロク6 (富士見ファンタジア文庫)

本日の騎士ミロク6 (富士見ファンタジア文庫)

  • ストーリー

赤目隊の部屋で、ミロクは大量の原稿用紙と格闘していた。
彼が書いているのは反省文。
学園で起こった数々の事件の顛末をつづったものである……。


今回は学園を主な舞台にした短編集です。
せっかく学園があるのになかなか学校生活が描かれなかったので寂しく思っていたのですが、ついに実現してくれました。
何よりも日常のドタバタが愉快な作品なので、こういう話はとても楽しく読めます。
シリアスなバトルも面白いんですけどね。どっちかというとコメディ部分の方が好きなんです。キャラに合っている気がします。
何より気楽に読める。とても読みやすかったです。


特にミロクとジュジュが素晴らしかった。本編以上にニヤニヤさせてくれました。
第4話は魔法具で2人の腕がくっついてしまうというベタなラブコメ展開のストーリーです。最高だね。
全然意識していなかったはずの2人が、一気に距離が近くなったことで、少しだけお互いを気にしてしまう。もうたまりません。
ジュジュは第2話でも無意識にやきもちを焼いて(?)いたし、なんだかんだでやっぱりヒロインなんですよね。
第2話はとあるおまじないの話なのですが、いつものように暴れつつ、ミロクたち以外でもちょっとした恋が見られる素敵な話でした。
そして最後にはジュジュが気になる言葉を。フラグが立ったと見ていいのかな!
しかしジュジュはどんどん可愛くなっていきますね。やっぱりこの口調がいいんだよなあ。
あとはミロクの鈍さがどうにかなってくれればいいんですけど。頼むよ。


第3話も良かったですね。何が良いって、とにかくフェリサが格好良い。
よく分からないメンバーばかりの赤目隊ですけど、この人だけは本当に底が知れません。
ぼやっとしている普段とのギャップがなんとも魅力的です。
そして水着姿がまた凄い。眼福でございました。


最後の第5話では学園長が初登場。
この人、短編であっさり出しちゃって良かったんでしょうか。
次の巻からも出てきてくれるのかな。期待しておきます。