踊る星降るレネシクル2
- 作者: 裕時悠示,たかやKi
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2010/08/15
- メディア: 文庫
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- ストーリー
瑞貴との闘いから1ヶ月。新たにレネシクル強奪事件が学園を騒がせていた。
レンヤの前に現れた捜査官・七曜なななは、瑞貴を事件の犯人として探しているという。
瑞貴の潔白を証明するためになななと行動を共にすることにしたレンヤだったが……。
1巻よりも展開が分かりやすくてすいすい読めました。
ラブコメ分が増えたからかもしれません。バトルが減っているというわけでもないんですが。
バトルに関して言えば、物理的なものに限らない色々な種類のランカースキルが出てきて楽しかったです。こういうのが見たかったんですよね。
全体的に熱さとバカバカしさがうまい具合に混ざり合ったストーリーになっていると思います。
時々この独特のノリについていけなくなったりするんですけどね。
あとちょこちょこ入る小ネタはどうなんだろう。ちょっと気が抜けるような……。
新キャラのなななが可愛いです。いちいち噛みそうな名前だな。
親友のためを思い、力を尽くして頑張るけれど空回り。
すまると同じく、つい応援したくなってしまうキャラですね。
やっぱり一生懸命な女の子というのはいいものです。輝いてるよ。
一方のすまるは「おへんじ」をくれないレンヤにふてくされ気味。
どう見てもレンヤは気付いていないんだから言ってしまえばいいのになあ。
それでいてなななと一緒にいるレンヤを「うわきもの」と責めるとか、なんて不器用かつ面倒くさい子……!
そこが可愛いんだけどね! (恋は盲目)
まあレンヤの鈍感っぷりも大概だと思いますが。
すまる、ななな、さらに瑞貴も参戦して、ますます混迷を深める恋愛模様。
ライバルキャラとしてはあまり魅力を感じない瑞貴ですが、ラブコメ要員としてはなかなか楽しい働きを見せてくれそうです。
そして新たな黒幕の登場。ラスボス臭がもの凄いんですが、果たして。
ここからどのような展開が待ち受けているのか、次巻が待ち遠しいですね。
ああ、個人的には乾エンドでも一向に構いませんよ?