まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

星刻の竜騎士Ⅱ

星刻の竜騎士 (2) (MF文庫J)

星刻の竜騎士 (2) (MF文庫J)

  • ストーリー

屍灰竜による襲撃を避け街を救った謎の騎士は<銀麗の騎士>と呼ばれ、女子生徒たちの間で大人気になっていた。
その当人・アッシュにとってはいい迷惑で、正体がバレるのではないかと戦々恐々。
そんなある日、シルヴィアの姉・ヴェロニカ王女がアンサリヴァン市を訪れるという報せが入り……。


いつまで経ってもアッシュが格好良くなってくれない!
直情的すぎて喧嘩をふっかけてばかりいるような印象があります。そして反省が見られない。
この辺がどうも好きになれないんですよね。
エーコは可愛いといえば可愛いのですが、シルヴィアに比べるとどうしても地味なような。
もうシルヴィアがメインヒロイン――いや、主人公でもいいんじゃないかなと思ってしまいます。
シルヴィアは騎士と王女という二面性がある分破壊力があるんですよねえ。


新キャラのヴェロニカはシルヴィアとのやりとりが楽しかったです。
何がしたいのかはいまいちよく分かりませんでしたが、ストーリーのひっかき回し役としていい働きを見せてくれたのではないかと。
そしてもう1人の新キャラ・ジェシカ。
こちらもゆかいなドタバタキャラでした。これくらい吹っ切れていると気持ちいいですね。
これからはレギュラーの一員として活躍してくれることでしょう。


オチが最後まで綺麗に読めてしまったのは残念でした。
そのせいで熱い展開がどこか白々しく見えてしまったような気がします。
設定は面白いし、これからの展開に期待ということで。


今回のイラストは髪を下ろしたシルヴィア、ピンナップのエーコジェシカの◯◯姿など見所がちらほら。
ヴェロニカの胸元は迫力がありすぎるのではないだろうか……!
そしてやっぱり竜に騎乗したイラストはありませんでした。そろそろ表紙以外に竜を出してくれてもいいじゃない!