まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

東京レイヴンズ1 SHAMAN*CLAN

東京レイヴンズ1  SHAMAN*CLAN (富士見ファンタジア文庫)

東京レイヴンズ1 SHAMAN*CLAN (富士見ファンタジア文庫)

  • ストーリー

霊的災害<霊災>が多発し、陰陽師たちが活躍する現代。
陰陽師の名門に生まれながら才能に恵まれず、陰陽師への道を諦めた少年・土御門春虎。
高校1年の夏休み、彼の前に現れたのは、土御門家次代当主にして幼なじみの少女・夏目だった……。


恥ずかしながら初あざの先生作品。
「BBB」も読んでみたいんですけど、巻数が……。


面白かったです。
春虎が夏目の式神になるわけですが、ヒロインに仕える(?)ヒーローって絵になりますよね。
ゼロの使い魔」とか、「オオカミは懐かない!?」とか、色々例は挙げられますが、恋人でないけれど特別な男女の関係というのは見ていて楽しいです。
じれったくて微笑ましくてニヤニヤしてしまいますね。
いざという時はヒーローが格好良いのも素敵。「俺がお前を守る」というのはベタながら鉄板の台詞だと思います。


魅力的なのはやはり夏目。いやあ可愛いです。
陰陽師の天才少女+巫女服(←重要)という時点でいいですけど、普段の丁寧語の落ち着いた雰囲気と怒ったときや恥ずかしがっているときのギャップが可愛くて仕方ないですね。
しかも僕っ娘としての姿まで見せてくれるとは。これからが楽しみな娘です。
そして北斗。三角関係パターンかなと思っていたのですがそういう展開ですか!!
術者があの人だと考えると……今から思えば色々とニヤニヤが……。
2巻が出る前にもう一度読み直したいですね。きっと1週目以上に楽しめるはず。


全体的に見てみると、今回はあくまではじまりの物語だったのかなと思います。
春虎と冬児が陰陽塾に転校して、キャラクターもそろった状態で、次から本格的に物語が動き出して行くのでしょう。
今から楽しみで仕方ありません。


イラストはすみ兵さん。和柄テイストがとてもよくマッチしていました。
特にピンナップの見開きは色合いが神秘的で好きです。