まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

俺の妹がこんなに可愛いわけがない(6)

  • ストーリー

桐乃をアメリカから連れ戻してきた京介。
妹との関係が変わってしまうんじゃないかと思っていた京介だったが、桐乃の態度は今までと変わらない。
1年前に比べれば少しは仲良くなっていることは確かだが……。


今回は各キャラにスポットを当てた短編集に近い1冊ですね。
1章は加奈子、ブリジット、あやせ。
2章は赤城兄(妹)。
3章は沙織。多分今回のメイン。
4章は桐乃、リア。
黒猫がわりと空気だったけれど前巻が完全に黒猫回だったから仕方ない。


今回もベタな展開に溢れたストーリーでした。
ベタは嫌いじゃないです。むしろ好き。
1章とか特に好きですね。いえ別にあやせたん効果ではありません。多分。かなかなたん効果でもありません。多分、多分ね……。
3章の沙織の秘密なんかは特にベタだと言っていた人が多いですが、個人的には少し意外だったかも。
僕の中では完全にでかくてどしんとした大物キャラみたいになってしまっていましたから……。
イラストの効果が大きいと思います。かんざきさんにやられた。
順番が飛びましたが、2章はアニメ化にいきなり冷水を浴びせるような話(笑)
まあこれがなくちゃこの作品っぽくない。どんどんやって下さい。
しかし眼鏡属性のない僕には京介と赤城兄の趣味は理解できないぜっ!
4章は幼女がホームステイに。
しかしロリコンの僕には京介の無関心は…おっと嘘ですよ。*1


ラストの一言ですが、まあおおよその予想はつくかなと……。
とりあえず次巻にも黒猫が出てくれるなら僕はそれでいいです。
全体的に見ればやはり面白かった。安定感がありますね。安心して読めます。
あとがきに『読者を三回笑わせたら勝ち』『一回でも噴き出してもらえたなら大勝利』とありますが、今回も伏見先生、大勝利でございました。
ああ、アニメですか? スタッフさん頑張ってください。いや、ほんとに。

*1:本当にネタなんだからね! 勘違いしないでよね!