まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(7.5)

ストーリー
平塚先生の口利きでなぜかタウン誌に結婚関連の記事を提供することになった奉仕部。
参考のためにと雪ノ下が呼び出したのは、他でもない八幡の妹・小町だった。
小町のアイディアで、急遽嫁度対決を開くことになった一同だが……。



シリーズ初の短編集。まあ本編も短編集みたいなもんですけど。
4本ほどのショートストーリーを除けば、収録されている短編は3本。古いものだと3巻の頃の内容のものもあって、少し懐かしい気持ちに……なりませんね別に。こいつら全然変わってないな(表面上は)。
本編の方がかなり気になる展開を見せてきているので、このタイミングで短編集を持ってくるか、とも思いましたが、ここ最近続いたシリアスモードをいい感じに払拭してくれる日常ギャグは読んでいて楽しかったので、結果オーライです。


短編1本目は小町主催、雪ノ下、結衣、平塚先生による嫁度対決のお話。
案の定というべきか平塚先生の独擅場だったわけですが、ほんとなんでこの人結婚できないの。いやまあ分かるけど。個人的にも結衣でお願いしたいところでした。普通って素晴らしい。料理なんてできなくてもいいんだよ!
あと相変わらず小町が小町的にポイント高かったです。もう一生養ってもらっちゃえばいいよ。
2本目は3巻の後、結衣の誕生日会アフターのお話。
またしても小町と平塚先生が目立ちまくってました。このふたりはギャグパートになるとほんと輝くな。便利キャラとも言う。
いやあそれにしてもゆいゆい可愛い。八幡がどう思おうがゆいゆいは可愛い。
3本目は柔道部の部員確保依頼を受けてイベントを開くお話。
ゆいゆい可愛い(またか)。もっと言うとイチャイチャしてるゆいゆいとゆきのんが可愛い。何この多幸感溢れる絵面。超微笑ましいんですけど。
葉山さんのハイスペックぶりがここぞとばかりに発揮されてましたね。リア充ってそんなに何でもできちゃうの……そりゃ勝ち目ないよ……。
そしてクールビューティー・雪ノ下さん。一瞬格闘アクション漫画になったかと思いました。人の道を外れすぎている。
なんというか材木座が癒やしですよね。周囲の連中はもうちょっと材木座に優しくなってあげてもいいと思います。


本編の続きを待っている状況で短編集を出されるのはなんとも焦れったいもの。
とはいえ未収録作品が読めるのは嬉しいことですから、適度なタイミングで出してくれればと思います。
ともかく次こそは修学旅行後のお話が読めるはず! 楽しみに待つことにしましょう。


麻雀短編やってほしい。