まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

クロス×レガリア 滅びのヒメ

ストーリー
互いにほのかな想いを意識しつつも「相棒」関係を継続中の馳郎とナタ。
だが最近、ナタはある奇妙な感覚に夜ごと悩まされていた。
時を同じくして、鬼仙のお嬢様・蓮花が根城とする中華街では奇妙な事件が頻発し……。



我らが蓮花のターン到来!
いやあ、ナタ以上に好きなキャラだったのに、2巻では出番が少なくて悲しみに暮れていたのですよ。
まあその分、愛しのリコの出番が多かったわけですが。今回はリコは登場さえしないからなあ……なかなかうまくいかないもんだなあ……。
ちなみに、あとがきでわざわざ出番を予告されていた少影は残念ながら出番なし。残念ながら? いや、まあどうでもいいか。
蓮花の出番が多いのは嬉しいことですけれど、さすがに普通にデート、というわけにはいかないようで、結局バトルバトルバトル。
バトルは好きですけどね、もうちょっと日常でいちゃいちゃさせてあげてくれないものでしょうかね。
ああ、でも年齢判明のシーンは良かったです。鬼仙の中でも若手だったのね。


新キャラ・ウーが登場。やっと吸血鬼っぽい吸血鬼が出てきました。吸血鬼は血を吸ってナンボでしょう。
蓮花は血を吸うことにずいぶんと抵抗があるようでしたけれどね。蓮花さんにだったら何リットルでもぜひですね、はい。
で、ウーさんの正体はアレでした。中国古典の大ヒーローがまたひとりご登場、というわけです。元ネタにしているのは封神演義だけじゃなかったのですね。
ビジュアル的にはなかなか好みですけれども、まだいまいちキャラが分からない部分があるので、これからの活躍が楽しみです。


何もかも分からない状況で、やっと盛り上がってきたかな、というところで<続く>となりました。
バトルの勝敗も次へ持ち越し。アレとナタが戦ったら、イメージとしてはアレの方が圧倒してしまいそうなもんですが、意外とそうでもないようです。
馳郎が頼みとする白翁パワーも、今回はいまいち発揮しきれていないようでしたし、本気は次の巻でということなのでしょうか。
最後に出てきた灰岡ジンとは果たして。馳郎とも何やら因縁が深そうですけれども……次回に期待ですね。
もちろんリコの出番も待ち望んでいますよ! 白翁の裏側なども関係してきそうな雰囲気ですから、きっと出てきてくれると信じています。わくわく。


「魔法使い」はともかく、<協会>の名前まで出てきちゃうとはねえ。