ソードアート・オンライン5 ファントム・バレット
ソードアート・オンライン〈5〉ファントム・バレット (電撃文庫)
- 作者: 川原礫,abec
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2010/08/10
- メディア: 文庫
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- ストーリー
ある日キリトは、総務省《仮想科》の知り合いから奇妙な依頼を受ける。
VRMMO《ガンゲイル・オンライン》に現れた《死銃》という名のアバターにゲーム内で撃たれ、実際に死亡したプレイヤーが出たという事件らしい。
《死銃》の手がかりを求めて《GGO》にログインしたキリトは、スナイパーの少女・シノンと出会い……。
相変わらず悔しいけれど面白いよなあ。
基本的に人が死ぬストーリーは好きではないし、ゲーム内で死ぬと現実でも死ぬというのは妙に生々しくて嫌なのですが*1、読み進めるうちにそれが気にならなくなるくらいにのめり込んでしまうんですよね。
毎回読む前は後回しにしてしまうんですが、読み終わってみるとやっぱり面白い。だからこそ悔しいんですけど。
やっぱりゲーム世界の独特なスピード感がいい。あとキリトの最強っぷりですか。
なんだかんだで主人公が強いと気分がいいものですね。
今回話の舞台となっている《GGO》は、銃を主な武器とするVRMMOです。
ステータスは《ALO》からの持ち越しとはいえ、流石のキリトも苦戦するのではないか……と思いきや。
なるほど、そんな武器を選んじゃうんですか! これはおみそれしました!
やっぱりキリトにはそれが似合ってますよ。そうでなくちゃいけません。期待をうらぎりませんな。
新キャラ、シノンが登場しました。レアなライフルと狙撃の技術で有名なプレイヤーです。
シノンの本体である朝田詩乃はとあるトラウマを抱えており、それを払拭するために《GGO》にログインしています。
彼女視点の部分も結構あったし、今回のもうひとりの主人公(兼ヒロイン)と言っていいでしょう。
周りの人をほとんど寄せ付けず、冷静にトリガーを引く彼女の姿はとても格好良いですね。
そんな彼女の心を早くもつかみかけているキリト……ほんと、なんというモテ体質なんだい君ってやつは。
キリトの(色んな方面での)最強っぷりが楽しくて仕方ない。
次巻も楽しみです。その前にAWがありますが。
*1:SAOよりAWの方が好きな理由のひとつがこれです