まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

機巧少女は傷つかない3 Facing "Elf Speeder"

機巧少女は傷つかない 3 Facing

機巧少女は傷つかない 3 Facing "Elf Speeder" (MF文庫J)

  • ストーリー

<夜会>で負傷した雷真は、飛び降りをはかった少女を偶然助ける。
彼女はシャルの妹・アンリで、何度も自殺未遂を繰り返していた。
一方のシャルは1日前から行方不明になっていて……。


段々状況を理解するのが大変になってきたように思います。
1巻からそうでしたが、謎と伏線がかなり多いし、それがほとんど解消されないまま進んでしまうので、読んでいて混乱しますね。
ただの理解力不足という可能性も大いにありますけど。
2巻の内容をよく覚えていなかったのでなおさら……いえ、これは確実に僕が悪いですね。すみません。
コメディとシリアスの配分や物語の雰囲気は好きなんですけどね。


新キャラ・アンリは姉に劣等感を抱いたちょっと地味な女の子です。そして男嫌い。
姉に比べて素直な子ですが、なぜか夜々に似たにおいがする……。罵倒のせいでしょうか。
ともあれ、丁寧語キャラはいいものですね。
フレイが可愛い。今回はそれほど活躍していませんが、ちょこちょこ癒されます。
シャルはもう完全に落ちたということでいいのかな。シグムントとのやりとりにはニヤニヤさせられました。
夜々のエロ可愛さについてはもはや言わずもがなということで。


ようやく「マシンドール」という単語が登場しましたね。
自動人形とはまた別物だったのか。
夜々がマシンドールなのかそうでないのかはまだ分かりませんが、今回の敵を見る限りではかなりチート気味の性能のようです。
雷真に勝ち目はあるのでしょうか。<夜会>もまだまだ残っているし、まだまだ先は長いですね。
まあとりあえずちょっと傷を癒したらどうですか雷真さん(笑)


るろおさんのイラストはいつ見ても素敵ですね。
表紙のタイツの破れには作為を感じる……!