まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

異世界とわたし、どっちが好きなの?2

異世界とわたし、どっちが好きなの?2 (MF文庫J)

異世界とわたし、どっちが好きなの?2 (MF文庫J)

ストーリー
異世界転移するチャンスをふいにし、現実世界で結月と一緒にいることを選んだ翼。
恋人の結月とのラブラブ生活を楽しむ翼だったが、ある日またも女神さまに呼び出されてしまう。
女神さまから、あらゆる世界からバカップルが集うという「バカップル選手権」に出ないかと誘われる翼だったが……。



前作と同じく、単巻ラブコメ完結後のイチャイチャマシマシな恋人生活を描くアフターストーリー的な1冊。
お互いにもう結婚する勢いで好きあっているのに、物理的にベタベタするのではなく、あくまで会話中心のイチャイチャというのが微笑ましくていい。
最後まで大いにニヤニヤさせてもらいました。このバカップルめ。


晴れて恋人同士になり、ファミレスで「あーん」とかしちゃうバカップルへと変貌した翼と結月。
そんなバカップルを見た女神さまに誘われ、あらゆる異世界からバカップルが集い、イチャイチャぶりを競う「バカップル選手権」に出場することに! なんだよそのリア充御用達イベント……。
喜びいさんで出場する翼と結月ですが、やっぱりこのふたりは強い。ベタベタでもエロエロでもなく、「イチャイチャ」するのが本当に上手いのですな。
ある一線を超えてしまったら、それはもはやイチャイチャではないのだ……。これぞ清く正しいラブコメカップルの姿というものですわ。
お互いに好き好き言いまくって、そのたびに毎回照れちゃうふたりを見てたら、あーもう、ごちそうさまって感じ。


ライバルとしてエルフのバカップル、リエル&カルルが登場。こちらも、翼&結月とはまた違った雰囲気のバカップルで良いニヤニヤでした。
4人で臨んだ「バカップル・オンライン」のラスボス前で、揃って異世界転移できるチャンスを再び手にする一同。
君が隣にいればそれだけでいい、まあそれはそうなのだけれど、君をもっと幸せにできる可能性があるのなら……。
さて、お話はここで終わりますが、翼と結月のカップルはいつか本当に異世界に行くのでしょうか。結婚等のタイミングであっさり行ってしまいそうでもあるけれど、このままなし崩しにずっと地球に居続けそうでもあります。
ただ、ふたり一緒なら、異世界に行っても行かなくても幸せなことに間違いはないでしょう。呆れるくらいのバカップルですからね。
今回も楽しいラブコメでした。暁雪先生にはぜひこの調子で、ニヤニヤできる良作ラブコメをどんどん生み出していってもらいたいものです。


転生するならたわわさまを横目に日焼け止めをひたすら塗り続ける人になりたい。