まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

魔弾の王と戦姫6

ストーリー
客将としてライトメリッツで過ごすティグルの元にジスタート王からある要請が入る。
それは、ジスタートの密使として霧と森の国アスヴァールへ向かってくれというものだった。
旅の途中、ティグルは薄紅色の髪の幼げな少女と出会うが……。



第2部開幕。物語の舞台はブリューヌやジスタートから遠く離れ、アスヴァールへ。
序盤こそエレンやリムやティッタといったレギュラー陣も登場しましたが、ティグルが旅へ出てからはほぼ新キャラのみのお話となりました。
これまでのキャラが出ないのは(特にリムとリュドミラ様が出ないのは!)少し残念ですが、新天地で新キャラに囲まれての物語というのも新鮮でいいものですよね。
エレンの代わり、といってはなんですが、ちょうどそんな感じの立ち位置として登場したのが最後の戦姫・オルガ。表紙のロリっ娘でございます。
いいですね。ロリ戦姫。個人的にはリュドミラ様の次くらいに好みです。もちろんロリだからです。
一番遅れての登場となりましたが、他の戦姫は、しばらくはソフィーくらいしか出てきそうにないので、もしかしたら一気にメインヒロイン候補筆頭に躍り出てしまうかもしれません。ティグルがそっちの趣味の持ち主ならばよいのだけれど!
とまあ、ヒロインどうこうはともかくとして、オルガはキャラとして非常に魅力的な子でした。小さな女の子が大きな斧をぶん回して戦場を駆ける姿。これぞファンタジードリームというもの。
ティグルの弓と計略だけでももちろん素晴らしいのですけれどね。やっぱり一騎当千の英雄がいると、戦いに華が生まれるというものですよ。それが美少女なら尚更のことです。
他に戦姫たちが出てこない分、オルガには思う存分暴れまくってもらいたいものですね。


この世界には弓使い=優れた将というジンクスか何かがあるのでしょうか。黒弓のことを考えると存外ありえそうな気もしないでもない。
ということでタラードさん。まだ敵か味方か判然としない部分もあるものの、なかなか惹かれる部分のある人物ですね。
今回も数で負けている相手との戦いということになりましたが、正直なところ、ティグルとタラード、おまけに戦姫まで揃っているこちらに、もはや負ける気が全くしません。まあ、人質のこともあるので、そう簡単ではないのかもしれませんが。
それにしても、密使なんていう目立たないお仕事でも結局は矢面に立たされてしまうティグルさんであります。これが彼の宿命なのでしょうか。
まだ戦いは始まったばかりですが、早速城攻めなどもあり、新章のスタートとしては素晴らしい盛り上がりを見せてくれました。
この調子で次もどんどん突き進んでいってもらいたいものです。怪物との戦いは、まあ、ほどほどにして、ぜひとも軍と軍のぶつかり合いを! よろしくお願いします!


仕方のないこととはいえ、レスターとオルガの対峙の場面でイラストがなかったのが大いに悔やまれる次第。