まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

異世界ラ皇の探求者 02.女騎士さんはシコシコです!

ストーリー
ある日、チャーの屋台の対岸にラーメン屋を自称する一軒の屋台ができていた。
ただでさえ皆無にほど近い客足を心配するアテナ。
更にはライバル店主・アマリリアから勝負を挑まれることになって……。



ファンタジー世界での(不味い)ラーメン屋経営ラブコメ第2弾。
なんとライバル店が登場! といっても味でも客の量でも、それどころか「ラーメン」の種類でも、まるでライバルになっちゃいないわけですが……。
チャー本人としても別にどうでもいい感じだったのに、ヒロインたちが勝手に焦って騒ぎたてるのが可笑しかったです。別にチャーのラーメンに惚れ込んでいるわけでもないでしょ、君たち。


突然のライバル店の出現にも慌てず騒がず、自分の作るラーメンに絶対の信頼を置く主人公。ほんと、見ていて痛々しくなってくるので、誰かガツンと言ってあげてくれませんかね! あんたのラーメンはゲロマズだよって!
ラーメン屋としての姿勢は謙虚なくせに味の悪さに気付かないチャーにももちろん問題があるわけですが、周りがそれを助長させてる部分も大いにあると思うんです。
ほんと、なんなんだよこのラーメン屋ハーレムは! まあドラ子は除くにしても、まともなのは精々黒マントくらいじゃないですか。好きな男にとって耳に痛いことを言ってあげるのも愛なんだよ!
まあ、ヒロイン陣も基本的にアホの子だらけなんで、あんまり期待はできないんですけど……。


巨大タコと戦ってヒロインと触手がウネウネしたり、ヒロインの魔力を高めるためにまた裸で鍼治療したり、ラーメンとあんまり関係ないように思えるところでサービスシーンがやってきて笑ってしまいます(褒めてます)。
しかし如何せんチャーがラーメンバカすぎて、ラッキースケベにまるで興味がなさそうなのは問題ですね。これじゃあどうにも、恋愛に発展しようがありません。アテナあたりがちょうどいいと思うんですが……厳しいかなあ……。
そんな停滞状態にも関わらず、今回もしっかりヒロインが追加されちゃったわけですが、「ラブ」コメとして、そろそろ何か進展がほしいような気もします。
まあ、それ以上にラーメンの味をなんとかしてほしいわけですけど。おかしいな、このラーメンが旨くなる未来が全然見えないんだ……。


メイが順調に悪の道に!