まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

ゲーマーズ!4 亜玖璃と無自覚クリティカル

ストーリー
ネット上の恩人《ヤマさん》の正体が宿敵・雨野景太だと気付いてしまった千秋。
一気に気になる相手になってしまった景太に対して、全てを明かすことを決意する。
たまたま出くわした景太を家に呼ぶことに成功する千秋だったが……。



勘違いとすれ違いが複雑怪奇に絡み合う残念ゲーマーたちのラブコメディ第4弾。
ひとつの勘違いが解消されたと思ったら、また新たな勘違いが発生する……よくもまあ毎回毎回、これだけ関係がこんがらがるもんだと変に感心しちゃいますわ!
特に今回は千秋がやらかしてくれました! なんでそんなこと言っちゃったのさ! ばかばか!


前回ラストの衝撃から引き続き、千秋のターン。
《ヤマさん》の正体を知ってしまって、案の定恋に発展しちゃった感じで、もうこうなったら全部本人にぶつけちゃうしかないでしょ!
ということで、千秋と妹・心春しかいない自宅に景太を連れ込んだところまではよかったものの……なんでこうなっちゃうのかなあ!?
いやはや、これはヘタレですわ。しかも変な方向にヘタレ! また面倒くさい勘違いが発生しちゃったじゃないですか……。
まあね、景太のことでアタフタする千秋はとっても可愛くてニヤニヤするからそれはそれでいいんですけど、いい加減じれったくなってきましたよ私は。すっかり上原君の気分だよ。


そんな景太ですが、千秋の(ダメな方向への)奮闘も知らずに、なんだかんだで恋人の天道さんといい感じになってるからムカつく!
他の恋がことごとく残念な感じになってきているのに、どうしてここだけ順風満帆なのか……謎だ……。
いや、天道さんももちろん魅力的なんですけどね。景太にデレッデレなところとか微笑ましくていいんですけどね。やっぱり千秋のことを思うと胸が痛いです……。
頼みの綱の上原君も、恒例の言葉足らず台詞のせいで変な方向の誤解を生んじゃってるし、もうダメだこいつら(諦め)。
今回の最後でも例のごとくデカい爆弾を落としていってくれましたけどね、しかも爆心地はまさかの亜玖璃でしたけどね、これが大きな起爆剤となって、ごちゃごちゃになった関係をまた大きく変えてくれるといいなと思います。うおおお、続きはまだか!


ちょっと心春推しになってきた。