2015年ライトノベル新作ベスト10【既存作家部門】
あけましておめでとうございます。
昨年は(数え間違いがなければ)392冊ほど読めまして、人生最高のライトノベル充な1年でした。でもやっぱり積み本は増えちゃったので、今年はさらに読めるといいなと思います。
ということで、2015年新作まとめの既存作家部門を紹介していきます。新人作家部門はこちら→2015年ライトノベル新作ベスト10【新人作家部門】 - まだまだペンキぬりたて
紹介の順番は前回同様、1巻の刊行順です。
『魔剣の軍師と虹の兵団』(MF文庫J)
- 作者: 壱日千次,おりょう
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
- 発売日: 2015/01/22
- メディア: 文庫
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- 作者: 平坂読,カントク
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/03/18
- メディア: 文庫
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ゲーマーズ! 雨野景太と青春コンティニュー (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 葵せきな,仙人掌
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/富士見書房
- 発売日: 2015/03/20
- メディア: 文庫
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『魔法使いの召使い』(ガガガ文庫)
- 作者: 陸凡鳥,魚
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/05/19
- メディア: 文庫
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『イチから始める最強勇者育成』(ファンタジア文庫)
イチから始める最強勇者育成 毒の沼を泳いで渡る彼女たちを勇者にするのは間違っているだろうか (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 琴平稜,れい亜
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/富士見書房
- 発売日: 2015/06/20
- メディア: 文庫
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『いつか世界を救うために ―クオリディア・コード―』(ファンタジア文庫)
いつか世界を救うために -クオリディア・コード- (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 橘公司(Speakeasy),はいむらきよたか
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/富士見書房
- 発売日: 2015/07/18
- メディア: 文庫
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そんな中、1巻の爆発力という意味でチョイスしたのが「神奈川編」の今作。神奈川最強を誇る無敵のヒロインに対し、偵察任務と称して特級異能を全力で使ってストーカー行為に励む真面目にクズな主人公が面白すぎる! バトル描写も迫力たっぷりで楽しさ満点の1冊でした。一足先に2巻の発売も決まって、ますますの盛り上がりに期待のかかるシリーズです。
『SとSの不埒な同盟』(ダッシュエックス文庫)
- 作者: 野村美月,ふゆの春秋
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/07/24
- メディア: 文庫
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今作は、Sな主人公とSなヒロインという、野村作品にしては珍しい組み合わせの作品。SなふたりがそれぞれMなターゲットに狙いを定めて妄想を語り合ったり、別の相手と付き合ったりしつつ、最終的にはS同士で恋愛が成立するのか、という、くっつきそうでくっつかない2人の姿が楽しくてたまらないお話でした。2巻完結なのでさくっといけちゃいますよ!
『ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士』(ダッシュエックス文庫)
ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士1 (ダッシュエックス文庫)
- 作者: 春日みかげ ,メロントマリ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/08/25
- メディア: 文庫
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- 作者: 岬かつみ,はる雪
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2015/09/30
- メディア: 文庫
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魔法医療ものとしては他に『魔法医師の診療記録』(ガガガ文庫)がありましたね。こちらも良かった。ニッチながら着実な面白さを見せてくれるジャンルでもあるので、ちょこちょこ出てきてくれると嬉しいです。
『MOE―召喚しませ!おとめなえいたんご』(電撃文庫)
- 作者: 旭蓑雄,keepout
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2015/11/10
- メディア: 文庫
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以上10作品……とかいいつつ、途中途中で何冊も紹介しちゃっていた気がしますがご愛嬌。いやあ、2015年は本当に面白い新作が盛りだくさんで、選ぶのが大変だったんですよ!
杉井光先生の『夜桜ヴァンパネルラ』(電撃文庫)、入間人間先生の『美少女とは、斬る事と見つけたり』(電撃文庫)、岩井恭平先生の『東京侵域:クローズドエデン』(スニーカー文庫)、雨木シュウスケ先生の『グリモアコートの乙女たち』(講談社ラノベ文庫)など、強力作家陣の新作がバンバン出た年でしたね。白鳥士郎先生の将棋ラノベ『りゅうおうのおしごと!』(GA文庫)は各所で話題になっていました。どれもこれも面白かった!
『ゲーマーズ!』をはじめとした、ラブコメの定番をちょっと外したラブコメも印象的です。同じくすれ違い系の『たまらん!』(MF文庫J)や、幼なじみヒロインのかませ犬イメージを逆手に取った『かませ系ヒロインルートの結末を俺は知らない』(スニーカー文庫)も面白かったですね。どちらも続きが非常に気になる作品でした。
その他、滝川廉治先生の新作ということで話題になった『MONUMENT あるいは自分自身の怪物』(ダッシュエックス文庫)や、耳目口司先生のダークな部分が存分に出た上下巻『愚者のジャンクション』(スニーカー文庫)、ギャグに振りつつも忘れずに下克上を入れてきた新見聖先生の『僕とドSと腐女子と脳筋』(MF文庫J)などなど……。
とても紹介しきれませんが、本当に面白い作品がいっぱいで、大満足の1年でした。今年もたくさんのライトノベルと出会えるといいな。
長々と読んでいただきありがとうございました。今年もよろしくお願いいたします。