まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

アスガルド武皇戦記 神槍の光姫と覇刃の従者

ストーリー
五大種族が覇権を争う武皇大陸。
それぞれの国の頂点に立つ騎士姫は最強の武器“大陸王の武具”を受け継ぎ、一騎当千の力を発揮する。
ある日、劣勢にある人間国の騎士姫カグヤの下に、幼なじみの錬武士タイガが修行の旅から帰国してきて……。



失われた「錬武士」の技術を継承した少年が、人間国の騎士姫とともに戦うバトルファンタジー。
幼なじみの姫を守るために隠された力を発揮して周囲の度肝を抜く主人公の姿が爽快ですね。
主人公が触ることでヒロインを強化する、というのもお約束ながらなかなかエロくてGood!


人間、エルフ、ドワーフ、魔族、ダークエルフの5つの種族がそれぞれ五大国を支配する武皇大陸。
各国のトップは最強武器を持つ騎士姫で、みんなとてつもない美少女揃い! なんて夢のある世界だ!
歴史上もっとも美しいとされながら、史上最弱の騎士姫とも呼ばれるのが人間国を治めるカグヤ。
そして、武器を修復する錬武士として、戦士や兵士たちから下に見られる立場でありながらもカグヤの隣に控えるのが主人公・タイガ。
世の中の錬武士が500年前の技術を忘れている中、唯一真の錬武士の技術を受け継ぐタイガが、カグヤに迫る敵を徒手空拳でなぎ倒していくのが熱い。
カグヤとタイガの、お互いのことを心から信頼しあっているような関係も、ニヤニヤできてよかったですね。


人間国とエルフ国の戦争に終止符が打たれ、五大国の騎士姫たちによる会議が開かれます。
そこで明らかになるタイガの人脈の広さ……というか、5人の騎士姫全員から想われているってお前どういうことだよ! カグヤを救うための修行の旅じゃなかったのかよ!
ドワーフ・リザ(義理の姉)やダークエルフ・フェリオ(仇)はともかく、エルフ・エレノール(婚約者)ってのは特にいただけません。カグヤの立場は?
まあ、個人的にはもちろん魔族のベルティーユが好きなんですが。なぜならロリだからです。史上最強のロリ姫……燃えるじゃないですか……。
タイガを巡る騎士姫同士の争いが激化する中、迫り来る伝説の怪物「亜人」たち。大陸の危機が迫っているのに、ひとりの男のために争っていていいの!?
タイガの存在が世界にとって吉と出るのか凶と出るのか、次巻の展開が楽しみなところです。


イラストは立羽さん。カグヤさんちょっと胸元開きすぎじゃないですかね……おっぱいおっぱい。
どことなくカンフー少年っぽいタイガのキャラデザが結構好きです。


また新しい隠語(研ぐ)ができてしまったか……。