まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

【好きラノ応援!】ラノベ感想ブログのすゝめ

ラノベ人気投票『好きラノ』 - おすすめのライトノベルを投票してみませんか?

 2015年も上半期が過ぎ、ライトノベル投票企画の時期がまたやってきました。
 ラノツイも楽しいけれど、ブログ持ちのラノベ読みとしては好きなライトノベルを投票しよう!!を応援したい! でも最近活動中のブログが減ったせいもあって、ラノツイに比べて投票数が落ち込み気味なのが残念!
 ということで、少しでも“好きラノ”を盛り上げるために、「ラノベ感想ブログのすゝめ」みたいなものを、ちょこっと書いてみようかなと思います。「ラノベブログやってみたいけどどうしたらいいか分からない……」という人の参考に、少しでもなれれば幸いです。もちろんブログの書き方なんて人それぞれですから、こんなやり方もあるよ、くらいの感じで軽く読んでもらえたら。



1.感想ブログをやってると何が得なの?
 なんでラノベブログなんてやってるの、と聞かれたときに、私が真っ先に答えているのは、やっぱり「イチオシの作品を布教しやすい」ことでしょうか。Twitter読書メーターでも、まあいいんですが、好きなラノベについて書いていると140字や256字(だっけ?)なんてあっという間。自分のブログなら、特にオススメのものを年間まとめでもう一度紹介したり、サイドバーに広告よろしく貼り付けちゃったりできるから、オススメ力はかなり高いはず!
 もっと直接的なメリットとしては、そこそこ続けていればの話ですが、このライトノベルがすごい!』の協力者になれたり、出版社から献本をもらえたり、新刊の帯で感想を使ってもらえたり、なんてこともあります(私はほぼ経験ナシですが!)。感想を巡回している作家さんや編集者の方も結構いるので、わりと感想を届けやすい場ではないかなと思います。


2.感想ブログ? 紹介ブログ?
 ラノベブログを立ち上げるときにまず考えるのは、(1)既読者に向けた感想を書くのか(2)未読者に向けた紹介を書くのかだ、と昔エライ人が言ってました。これ、わりと大事です。
 感想をぼんやり書いていると、「キャラを紹介して、ストーリーを紹介して、世界観を紹介して……あれ? あらすじに載っていることしか書いてないぞ?」ということがちょいちょいあります。紹介ブログならそれでもいいかもしれませんが、感想ブログならば、自分の感想を書かなければいけません。別にひとつのブログを(1)か(2)に厳密に分ける必要もないと思いますが、一応最初にスタンスを決めておいて損はないかもです。ちなみに私は、1巻の感想を書くときは紹介と感想を半々で、続巻の感想を書くときは感想メインで、というふうになんとなく考えています。なんとなくですが……。


3.感想を書いてみよう
 感想を書くタイミングは、やっぱり読んだ直後がベスト。ページを閉じた瞬間に思ったことを思い切りぶつけましょう。私の場合は、とりあえず深く考えずに可愛かったヒロインについて書いてしまいます。そしたらそのヒロインのどの場面がどんな風に可愛かったのかを付け加えれば、もう立派な感想です。最初にTwitter読書メーターで短い感想を書いて、それに肉付けしていく形でブログの感想を書くとやりやすいでしょう。長く書かないと、なんて思う必要は全くありません。読む方からすれば、ブログの感想なんて短いに越したことはありませんから……。とか言いつつ、私自身もついつい長々と書いてしまいがちなので、自省の日々なのですが。
 実際に感想を書くときは、ある程度形を決めておくと楽かもしれません。うちの場合は、最初の3行程度でざっくりとした感想を書き、それからキャラクターについて書き、中〜終盤のストーリーについて書き、最後にオチのひと言を付け加える、という形を取っています。この通りにいかないことも多々ありますが。


4.アクセスを増やすためには?
 こんな木っ端ブログでアクセス数へのアドバイスをするのも実にアレなのですが、私の短い経験から言いますと、アクセスを増やすのに大事なのは新刊の感想、特に人気作の新刊の感想です。今だと『魔○科高校』や『俺○イル』や『ダ○まち』の新刊の感想を、発売日の翌日くらいまでに書くと、目に見えてアクセス数が増えます。わりとガチでビビるレベルで増えます。もちろん数日後には収まってしまうのですが、最初はブログの存在を知ってもらうことが第一。もしこういった作品を読んでいるのならば、大いに活用していきましょう。ちなみに東京近郊に住んでいる人ならば、新刊のフラゲ日当日にエロ推しっぽいラノベの新刊を狙い定めて読んで感想を書くと、ときどき「アキバBl○g」が取り上げてくれたりもします(笑)。
 それから、地味ながら一番大切なのは、やっぱり定期的に更新することです。毎日更新しろというのは、つまり毎日ラノベを読めということですから、無理な人も多いかと思いますが、2〜3日に1回はできれば更新していきたいところです。たまに頑張って毎日更新できると、じわじわとアクセス数が伸びていったりもします。
 そうそう、Twitterをやっているのなら、記事を書いたときにTwitterに上げるのも忘れてはいけません。フォロワーはもちろん、Twitterの検索から見に来てくれる人も意外といます。


5.ブログの特徴をひとつ作ろう
 ブログを始める段階では難しいかもしれませんが、少し慣れてきたら、自分のブログならではの特徴をひとつ考えてみるといいかもしれません。たとえば月一で面白かった新刊のまとめ記事を書いてみたり、感想記事につけるタグを工夫してみたり、画像を入れ込んでみたり。このブログではサイドバーに読了作品の一覧を作りました。過去に書いた感想記事へも飛べるようになっていて、知り合いの間では(地味に)好評だったりします(たぶん)。自分自身よそ様の感想ブログを読んでいて「あの作品の感想も読みたいなあ」とか「他にどんな本を読んでるのかなあ」と思うことが結構あるので、需要は少なくないと思います。多少面倒ですが一度作っちゃえば付け加えていくだけだし、もしよかったら試してみてください。
 先日、初心者noせかい.さんが素晴らしいラノベ感想ブログのまとめを書いていたので(ご紹介ありがとうございます!)、このあたりを巡回しながらいいところをマネするのも大いにアリです。ちなみに読了作品一覧はいつも感想中さんや絵空事の最果てさんのマネだったりします。


6.評価を付ける? 付けない?
 このブログでは、書いた感想に5段階の星(★)評価を付けています。3段階評価や点数評価を付けているブログなど、評価方法にはいくつかあると思いますが、これにはメリットとデメリットが両方あるので、ブログを立ち上げるときには考えてみてください。
 メリットとしては、書き手の推し度がひと目で分かるというのがありますね。長い感想をちゃんと目で追いかけるのはそれなりに疲れるもので、ちゃんと読んでもらえていないことがほとんどだと思います。でも最初から星5つが並んでいると、少なくとも書き手がその作品を推しているということだけはすぐに分かるので、本文を読んでもらえなくても最低限のオススメはできるのです。
 一方デメリットとして、読み手に第一印象を植え付けてしまうという点が挙げられます。たとえばうちのブログだと、「毒にも薬にもならないような頭カラッポで読めるラブコメ」みたいな作品には星3つを付けることが結構あるのですが、それはそれでとても楽しんで読んでいたりするんですよね。でも外から見ると、どうしても星5つに比べて評価が落ちる、ということになってしまうので良し悪しです。また、作家さんの中には自分の作品に評価を付けられることを嫌う方も一定数いらっしゃるかと思います(ランキング等も同様)。低い評価を付けた作品のファンの機嫌を損ねたりとか、そういうことも考えられるので、無駄に敵を作りたくないのなら避けてもいいのかもしれません。


7.これはやらないほうが吉
 感想ブログを書く上で、いくつかやらないほうがいいよ、ということがあります。
 (1)感想を書く前に他の人の感想を読むこと! 何度かうっかり見てしまったことがあるのですが、自分の感想がブレブレになります。オフ会で複数人と話したりするともう最悪です(笑)。
 (2)感想の中に他の作品の名前を出すこと! これは前にラノベ365日の愛咲さんが言っていました。ラノベを読んでいて、「なんかあの作品に似てるな」と思うときって結構あったりもするんですが、それを感想の中に書いちゃうと自分の感想からまたブレたりもするし、その作品のファンや、持ちだされた作品のファンを相手に、余計な火種を生んでしまうことにもなりかねません。きちんとした批評ならまだしも、ただの感想で他の作品と比べてみせることは避けたほうがよいでしょう。個人的には、同作者の作品ならギリギリセーフかな、とも思いますが。
 (3)過剰なネタバレをすること! 感想ブログと切って離せないのがネタバレ問題。どこまでがOKかという線引きはとても難しいのですが、最低限のマナーとして、ミステリーの犯人を書くようなことはしない方が身のためではないかなと(笑)。ある程度大きなネタバレがある場合は、きちんと「以下ネタバレ注意」のひと言を。


8.感想ブログを続けるために
 私がこのブログを始めてから5年。個人的にはまだまだこれからというところですが、この5年の間にも、始まったと思ったらすぐに更新しなくなってしまったラノベブログをいくつも見てきました。感想を書くのって案外体力使いますからね、ラノベも読まなきゃならないし、続けるのは大変だろうと思います。でもせっかく作ったラノベブログですから、途中で投げてしまうのはあまりにもったいない!
 かくいう私も数ヶ月更新が滞ってしまった時期があったのですが、そのときにまた書き始めるきっかけとなったのは、とある目の上のたんこぶ超カリスマラノベブロガーTwitterで発破をかけてくれたことでした。ブログを続けるために、ラノベブログ仲間を作ったり、あるいは友達と一緒にラノベブログを始めちゃうというのもひとつの手だと思います。一緒に手を引っ張りあいながら、あるいは足を引っ張りあいながら(笑)まずは1年! 続けてみてください。



 我ながらずいぶんな駄文でしたが、ここまで長々と読んでくださってありがとうございました。
 さあ始めるなら今です! 早速ブログのアカウントを取って感想を書いてみましょう!
 そして、好きなライトノベルを投票しようへの参加をよろしくお願いします!!