まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

変態王子と笑わない猫。10

ストーリー
幾多の時間ループの果てに横寺が辿り着いたのは10年前の世界。
いきなり子どもになってしまったことに初めこそ困惑したものの、小学生ライフを満喫していく。
子どもとして生活しながら、未来の不幸を回避するため、過去の世界へ働きかける横寺だったが……。



遂に10巻の大台に突入した今回はロリ祭り! ロリ天国や!
子どもの体を免罪符に色々とやらかしていく横寺さん、どんな状況でもブレなくて素敵です……。
ロリ月子ちゃんがとにかく可愛すぎて、もうどうしたらいいのか分からない。


横寺がやってきたのは、いつぞやも迷い込んだ10年前の世界。ただし今度は当時の横寺陽人くん本人として!
頼みの月子ちゃんは一緒にライムリープしてこなかったようで、猫神もおらず、まさに八方塞がり。
そんな窮地でも、銭湯の女湯に連れ込まれてみたり、道端で「おっぱい!」と連呼してみたりと、子どもの体を存分に楽しんじゃうあたり、さすがという他ありません。
あの鋼鉄さんや小豆梓の幼少期の姿はとっても可愛らしくて、ほっぺた落ちそうでした。
もちろんダントツで可愛かったのは月子ちゃんです! 「ロリフェラトゥ」の破壊力が凄すぎる。なんだこの生き物……うちにも欲しいんですけど……。あれだな、今回のイラストは全部永久保存版だな!


女の子や女性にうつつを抜かすばかりではもちろんなく、小豆梓とマイマイの意外な関係を取り持つなど、みんなに幸せを振りまくことも忘れない我らがヒーロー・横寺くん。
しかし横寺がどれだけ頑張っても、やっぱりどうにもならないこともあるから……なんともやるせない気持ちにさせられますね。
結局今回だけではが片付きませんでしたが、未来の世界に残してきた大きな問題を横寺と月子ちゃんでどう解決していくのか、期待と心配が半々ずつ。
物語自体のクライマックスも近いようですけど、とりあえずは次巻での「決着」を楽しみに待つことにしましょうか。


いやあ、月子ちゃんもわりと本能のままに生きてんな。