まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

名探偵×不良×リア充×痴女×決闘者2 〜偽装対決!?〜

ストーリー
事件から2か月、もはや偽装しなくてよくなった悠人たちは、いまだに偽装部に集まっていた。
そんなある日、生徒会副会長の闇根が偽装部に入部したいと言ってくるも、悠人たちは拒否。
代わりに仲間を集めてマスカレード部なる部を立ち上げた闇根は、偽装部に対し偽装対決を持ちかけてくるのだが……。



脅迫の犯人が判明して、もう偽装をしなくてよくなったはずなのになぜか続きが出ました。いや嬉しいけど、こいつら結構偽装を楽しんでるよね……?
唐突に現れたライバル部「マスカレード部」との偽装対決が一応メインのお話でしたが、そんなことよりも悠人と偽装部部員たちとのイチャコラ分がいっぱいでした。ごちそうさまです。
相変わらず里奈も真紀も可愛かったんですが、今回は妙に愛香にグッときちゃいましたね。告白済みヒロインは強し。


偽装部の5人に対抗して結成された「マスカレード部」、および新たに登場した「名探偵」「不良」「リア充」「痴女」「決闘者」。
みんな濃そうなキャラを持っているわりに、特に掘り下げもなくサクッと出て終わってしまった感があります。ちょっともったいない気もしますね。闇根を除く。
描かれ方が薄かったこともあって、魅力とか面白さとかあらゆる面で偽装部の方が上回っていたように思いますが、唯一痴女だけは負けたかもしれません。というかこれ偽装でもなんでもなくてナチュラルに痴女だよ! 悠人が羨ましいわ!


そんな風に新登場のヒロインにもしっかり迫られつつ、偽装部内でのモテモテぶりも健在な悠人さん。しかもその幸せな状況にまるで気がついていなくって、お前そろそろ刺されるぞガチで。
里奈に関しては、まあ、まるで素直じゃない彼女の方にも責任があるとはいえ……。真紀は相当アプローチしてると思うんですが、なんでも“痴女だから”で済ませちゃうのが残念なところ。ここにきて偽装が邪魔をしている!
そんな中、既に告白を済ませた愛香だけは吹っ切れていてよかったです。浮気相手でいい宣言とか、ちょっと(都合の)いい女すぎてクラッときちゃうぜ……。
悠人の気持ちは最初から里奈に向いているわけで、あとは如何にしてくっつくかというだけなんですが。真紀なら里奈が停滞している隙を付けるかもしれないし、もしかしたら愛香が追い抜いちゃうかも? 美雪にだって可能性はあるかも?
ということで、ラブの行方がどうなるのかに期待しつつ、次巻を待ちたいと思います。頑張れ里奈! 炭酸飲め!


パズルが全然解けなくて悔しい。