まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

このライトノベルがすごい!2014、そして協力者についての雑感

このライトノベルがすごい! 2014

このライトノベルがすごい! 2014

去年のはこちら
ちょっとタイミングを逃した感がありますが、いつものやつです。
どうでもいいんですけど去年一昨年と「雑感」を間違えて「雑惑」って書いてました。というかずっと「雑惑」という言葉だと思ってました。お恥ずかしい。
以下思ったことをつれづれに。箇条書きで。

  • 今回は発売前のネタバレを食らいませんでした。1位だけはTwitterで知ってしまったんですが、まあ表紙で分かっちゃうのは仕方ない。
  • いつも思うけど、キャラクター部門の上位だけを本の最初に持ってくる構成は非常に分かりにくい。ベスト10を見るのに何十ページもめくらなきゃならないなんて冷静に考えておかしい。作品部門と同じようにやってくれればいいのに。
  • 作品部門のランキングは過去最高に納得のいくラインナップでした。1位も新作1位も予想通り。
  • このラノ文庫に投票できないことに対する違和感がだいぶ強くなってきた。とりあえずみんな『セクステット』読んでください。
  • 投票した作品は投票順に、投票対象外、30位、39位、43位、7位でした。7位と30位でコメントが採用されました。
  • 30位の作品が入ってくれたのが本当に嬉しい。コメント採用されてさらに嬉しい。
  • しかし知り合いの名前を見ること見ること。
  • 今回からボカロ小説も投票対象になったようで。モニター票の6位に食い込んでるのに今気付いて驚いた。
  • 「この今年度新作がすごい!」はずっとやってほしかった企画。総合31位以下のコメントも紹介してくれたら完璧。
  • キャラクター部門はもはや「どうでもいいもの」になっているけれど……女性キャラでは25位、ランク外、27位(下の方)。男性キャラでは10位、ランク外、24位(上の方)でした。
  • イラストレーター部門もほとんど見てませんが(そもそも「今年」の要素が非常に出にくいランキングだと思う)……43位、ランク外、ランク外でした。
  • 某目利きさんがラノベを語っているのをずいぶん久しぶりに見た気がする。
  • 新人賞紹介、枠が横長すぎて読みづらい。
  • ジャンル別ガイドはまだ隅々まで読んでいないけれど、結構好きなのでゆっくり楽しみます。知り合いもライターとして参加してるし。ジャンル分けは相変わらず無意味に近いけど。
  • column3が嬉しかった。『Perfect Book』は未だに愛読書です。
  • 名セリフ集はなんだかんだで嫌いじゃない。でもやっぱり私に選ばせてほしい。
  • また協力者のサイトのいくつが更新ストップしているのか数えるお仕事がはっじまっるよー!(※当ブログは協力者の皆様を心より尊敬致しております)
  • ベスト・オブ・ザ・ベスト、意外に悪くないラインナップだった。特に50位にあれが入ったのは超胸熱。



全体的に、いつもよりも満足度の高い1冊でした。来年もこの調子で楽しませてください。
このラノ発売後数日は、タイムラインのラノベクラスタがちゃんとラノベの話をしていて実に心地よいのですよね。そのことだけでも、十二分に価値がある雑誌だと思います。今はもうすっかり元に戻っちゃってますが。

  • 協力者について

毎度毎度力が強すぎるなどと言われているようですが、個人的にはこれくらいでちょうどいいと思っています。
ニコニコ生放送「協力者は宝島社から売れ筋に投票しないように口添えされてるんでしょ」なんて言われているのも見ました。さすがに陰謀論が過ぎると思います。「協力者同士で話し合って○○を上位に食い込ませたんでしょ」なんていうのも、正直鼻で笑うレベルの戯言です。
もちろん協力者はTwitter等で横のつながりがありますから、そのコミュニティで話題になったものが上位になりやすいという現象は起きるでしょう。全く偏りがないといえば嘘になると思います。でもそれは、その作品が話題になるほど面白かったというだけのことだとも言えます。
少なくとも私の知り合いの協力者は、それぞれ自分の思ったように、自分が推したい作品に投票しているし、談合のようなこともしていません。これは確信を持って言えることです。私は彼らを(正確に言えば彼らの自分の好きな作品を推したい欲を)信じています。まあ知り合いではない人も多いので、そういった人に関しては何も言える立場にはありませんが……。
協力者は大きな力を持っている分、それだけの責任を負っています。かつて私も協力者になりたいと思ったことがありましたが、今は全く思いません。一度口頭で打診されたこともあるのですが、断りました。単純に責任を背負うのが面倒くさかったからというのと、外側からやいやい言うだけの方が気楽にこのラノを楽しめると思ったからです。今後も引き受ける予定はありません(もう誘われないでしょうが)。
このラノ読者の方は、もう少し協力者を信じてみてはどうでしょうか。たぶんその方が、純粋にこのラノを楽しめるような気がします。
そして協力者の方には、できれば普段からラノベの情報を発信することをやめないでほしいと思っています。「○○読んだよ」とTwitterでつぶやくだけでも、なんなら読書メーターに登録するだけでも構いません。ちゃんと普段からラノベを読んでいる人が協力者になっているんだなと思わせてほしい。もちろん、ほとんどの協力者はそれくらいやっていると思いますけれど。

  • 最後に

今回の投票で1位にしたこと、全く後悔しておりません。