まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

IS<インフィニット・ストラトス>(8)

IS〈インフィニット・ストラトス〉 8 (オーバーラップ文庫)

IS〈インフィニット・ストラトス〉 8 (オーバーラップ文庫)

ストーリー
先日の襲撃事件によるダメージでメンテナンスを余儀なくされるそれぞれの専用機。
一夏は『白式』と共にその開発元である倉持技研へと向かう。
一夏不在の中、IS学園ではシステムがハッキングを受け、またも侵入者の影が忍び寄っていた……。



遂にあのISが帰ってきました! ありがとう、ありがとう!
一度諦めかけたシリーズであるだけに、こうやってまた続きが読めることがただただ嬉しい。
肝心の中身の方もそれほど変わっておらずひと安心。ラブコメありバトルあり、本当に気軽にさらっと読めてしまうのが何よりの魅力だと思います。


相変わらず理不尽なまでのモテっぷりを発揮する我らが一夏さん。
今回は箒、鈴、セシリア、シャル、ラウラがどれだけ一夏にデレデレなのかを確認するような内容になっていました。
システム侵入者を排除するために電脳ダイブしたのに全員あっさりやられすぎだろとか、むしろヒロインたちの妄想をダダ漏れにさせるためだけにこういう設定にしたとしか思えないんだけどとか、まあツッコミどころは多々ありますがその辺は気にしたら負けでしょ!
鈴、セシリア、シャル、ラウラの妄想がひどすぎて笑うしかない。あなたたちはなんなの。欲求不満なの。
シャルやラウラはまだ現実味が薄い夢みたいなもんで、いわゆる「妄想」というやつで片付けられるかなとも思いますが、鈴のものは変にリアリティがある分だけかなり痛々しかったです。パンツを穿かせてもらう攻めの姿勢はいいと思いますが。なんというか頑張って生きてください。
というか全員一夏に攻められる側だったのが地味に気になってるんですけどやっぱりみなさんMだったんですね。知ってた。
唯一箒さんだけは欲にも負けずわりとまともな内容でしたね。やっぱり箒さんがメインヒロインだったんだな!


電脳ダイブでのバトルは(笑)状態でしたが、現実世界での千冬姉さんは格好良く決めてくれました。
さんざん「ISは凄い」「ISには勝てない」「IS最強」と繰り返されたあとにボディスーツだけで颯爽とISを翻弄してみせる千冬姉さん半端ない。どういうことなの。
世界最強の名はやはり特別ということですか。いつか千冬姉さんの本気も見てみたいものですが。
一方学園最強の楯無さんもそれなりの活躍を見せてくれました。未だにいちばん好きなキャラですし、もっと主役級に格好良く活躍してほしいですね。あと、あなただけは一夏の毒牙にかかってほしくないのだけれど……。
ストーリーが進んだかといえばそうでもないのですが、久しぶりに出た新刊ということもあって作品の内容を思い出すような話だったのは良かったと思います。
束さんの周辺がいよいよきな臭くなってきましたね。やっぱりラスボスは彼女なのか。
次はレギュラー陣のISバトルも見たいですね。


新イラストはCHOCOさん。ヒロインの体つきや表情が実にエロくていい!
メカデザインも素晴らしいですね。今後はバトルシーンもどんどん描いていただきたい。


簪ってこんなキャラだったっけ……。