まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

ソードアート・オンライン12 アリシゼーション・ライジング

ストーリー
謎の少女・カーディナルによって匿われたキリトとユージオ。
《外部》の人間であるキリトに対し、カーディナルは世界の秘密を語る。
カーディナルの助けをかりた二人は《セントラル・カセドラル》の頂点を目指すが……。



カーディナル先生による特別講義の時間だよ!
ということで、序盤100ページほど丸っと使ってタネ明かしタイムでした。正直ちょっと萎えました。
まあね、アリシゼーション編に入ってからほとんど右も左も分からない状況でやってきたわけですし、解説が多少長くなるのも分かるんですけどね。
ただ、過去最高にファンタジー度の強い世界だっただけに、いきなりプログラムだのなんだのの話(しかも長い)になったのでげっそりしてしまったのです。ううん。


キリト視点だと色々もやもやしてしまいますが、そこで安心安全のユージオ視点ですよ。やっぱりアリシゼーション編はユージオ視点に限りますね。
賢者から必殺技を教えてもらって、ボス級の敵が次々に待ち構える塔の中を上へ上へ。まさにラストダンジョン攻略という展開にウキウキしてきます。
敵として登場してくる整合騎士の面々も、それぞれに人間らしい一面があったのが意外でした。アリスのこともあってもっと機械的なキャラ付けだと思っていたのですが。もちろんこちらの方が敵役に魅力が出ていていいですね。
特にファナティオは良かったです。その強さの裏にちゃんと戦う理由があって、だからこそキリトとの立ち合いもこれだけ熱かったのだと思います。
こうなってくるとアリスにも期待したいところですが、どうなることやら。


大方の予想はついてましたがやっぱり(つづく)エンドでした。ああ。
しかもクライマックス目前というところでこの展開。もしかしてまだしばらく続いちゃうの?
次がどうなるのか見当もつきませんが、少なくとも「最上階まで辿り着いてくれる」ようですし、さらなる盛り上がりに期待です。


ずっと昇降係ちゃんと一緒に昇降してたい。