探偵オペラ ミルキィホームズ 〜overture〜
探偵オペラ ミルキィホームズ ?overture? (電撃文庫)
- 作者: 子安 秀明,たにはらなつき
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2010/12/10
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 66回
- この商品を含むブログ (14件) を見る
- ストーリー
時は大探偵時代――『トイズ』と呼ばれる特殊能力を使って、「怪盗」と「探偵」とがしのぎを削る時代。
ホームズ探偵学院では、4人の少女たちによる探偵チーム「ミルキィホームズ」が結成された。
今でこそチームワーク抜群の彼女たちだが、その出会いには色々なぶつかり合いがあって……。
アニメのあまりの面白さに釣られて読んでしまいました。
ゲームの前日譚ということで、ミルキィホームズの4人がどのようにして出会い、集まっていったのかが描かれています。
デコボコなこの4人組がどうして友達になったのか、興味深く読みました。
初めはコーデリアさんから。探偵学院に入る前の話です。
病気がちな妹のために一生懸命な彼女のお姉ちゃんっぷりがいじらしいですね。
この妹・マリーがとても気になります。お姉ちゃんよりも推理力があるみたいですけど、探偵にはならなかったのでしょうか。
次にエリー、そしてネロの話。
2人ともそれぞれの理由から人と関わるのを避けていましたが、エリーはコーデリアさんと、ネロはエリーと出会い、打ち解けあっていきます。
人の優しさに触れて少しずつ心を開いていく2人。胸が温かくなりますね。
そして最後にシャロ。
エリーやネロと違って、積極的に、無邪気に人と関わっていこうとする彼女。その天性の明るさがとても素敵です。
この明るさが4人をしっかりと結びつけているんだというのがよく分かります。
もちろん、コーデリアさんも、エリーも、ネロも、それぞれがそれぞれの良さを持っていて、デコボコに見えるけれど、誰かひとり欠けたらきっと成り立たない。
それがこの4人組の良さだと思います。友達っていいものですね。
まだゲームが出ていないから仕方ないのかもしれませんが、全体的にちょっと薄味だったかなと。
気になる設定や謎がまだまだ隠れていそうだし、ぜひ続きも出して欲しいです。
小林オペラの過去編とかG4の出会い編とか怪盗帝国の冒険譚とか! ああ、夢はふくらみます。
ぜひ小説でお願いしたい。ゲームはできません。PSPを持ってないから……。
コーデリアにはついつい、さん付けしてしまう。ですよね?