まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

『西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~8』感想

西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~ 8 (MF文庫J)

ストーリー
学内カーストの中間層、冴えない顔の高校生・西野五郷は界隈随一の能力者である。胸をときめかせるシェアハウス生活も過去のもの。柳田や山野辺と別れた彼は、以前と大差ない生活に戻った。そこで予期せずリサちゃんから恋愛相談を受けた西野は、彼女と委員長の間柄を取り持つため、竹内君の父親が理事を務める病院で職業体験に参加することになる。二年生の秋は、受験や就職に向けて誰もが将来を意識し始めるシーズン。中間試験や三者面談などの行事を介して、フツメンの一挙一動が学内の人間模様をかき乱す。クラスメイトの胸中で西野という存在が段々と変化を見せ始める職業体験編、遂にローズとの関係にも変化が!

ドキワクのシェアハウス生活はあっさり終了。まあローズとガブちゃんとの同棲生活がまた始まったのでそれはそれでよし。
誤解が解けたことでだいぶローズと西野の関係性が緩和してきたようにも思えますが、個人的にはもっとガブちゃんに頑張ってほしいところです。
生命が危ぶまれた竹内君はまさかまさかの状況に追い込まれていってちょっと驚きですよ。委員長もそうですけど、だんだん周囲が西野側に寄ってきている……!


前回の事件の余波で人間関係に色々と変化が。竹内君はもちろんですけど、個人的にはリサちゃんと委員長の予想外の展開にワクワクでした。そっちかー! リサちゃん、そっちに行ったかー! 西野さえ味方につけてのリサちゃんの一大攻勢が楽しすぎる。いやーいいキャラしとるわ。委員長からすれば相変わらずの受難で不憫ではある。
委員長は委員長でローズと交渉をするまでに成長してくれて、なんだかんだで強い女っぷりを見せてくれました。七転び八起きとはこのこと。竹内君を落とすという目的を達成する日は来そうにないけれど頑張ってくれ。


それにしても竹内君の身体的な変化はまるで予想外でした。そういえばこれまで異能についての説明はほとんどありませんでしたが、こんな風に発現していったりするもんなんですな。
思いっきり嘘をつかれていたのに相変わらず竹内君リスペクトが止まらない西野にはもはやツッコむ気力すら湧きませんが、ローズとの関係性がクリアになり、西野の裏の顔がバレかけてきたこともあり、このあたりの関係にもそろそろ大きな動きがありそうな気がします。
ところでガブちゃんのターンはまだですか。僕はわりとガブちゃん単推しになりつつあるんですが。カラーページの笑顔とかちょっと可愛すぎでは?


流れナイフ眉間にスコーンは正直草。