まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

『西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~6』感想

西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~ 6 (MF文庫J)

ストーリー
学内カーストの中間層、冴えない顔の高校生・西野五郷は界隈随一の能力者である。ブレイクダンス同好会への協力を決めた彼は、ローズやガブリエラ、竹内君を巻き込んでダンス大会に参加。演目を完遂して同好会の窮地を救ってみせた。するとその映像が予期せずネット流出、時の人となった彼らは、国内でも指折りのダンスイベントへ参加することに。一方で二年A組では、竹内君にフラれたことで学内カーストを転がり落ちる松浦さんや、ブレイクダンス同好会に感化されて自撮りのダンス映像をネット公開してしまう委員長など、西野の存在がクラスメイトの在り方を段々と乱してゆくのだが……? 部活動編、待望の解決巻!

またのんき▼さんの「今回はガブ巻です」宣言にほーん? と思いつつ読んだらほんとにバッチリガブリエラがヒロインしていて驚きました。
えっ、ていうかガブリエラめっちゃ可愛くない? そりゃローズも変わらず好きなんですけどこう一気に追い上げられるとさすがに気になっちゃいます。やっぱ銀髪ロリって正義だわ。
あと西野たちとは全く関係のないところで孤独な戦いを繰り広げている委員長笑った。


突然の西野×ガブリエラのデートイベント勃発! いやなぜそうなる、と言いたいところだけれども西野には西野なりの考えがあってのことなので仕方なし。
それにしたって形だけでもガブリエラみたいな美少女とのデートができることに少しはありがたがるべきなのでは?? 美少女見慣れすぎて感覚麻痺っちゃった?? 童貞なのに??
当然ガブリエラのテンションは最初から底辺オブ底辺なのだけれど、途中から彼女なりに楽しんでたっぽいところは少し意外でした。というかこの子ローズの百万倍くらいヒロイン力があるのでは……?(ローズのヒロイン力が低すぎるだけとも言う)


謎のトントン拍子でどデカいイベントに出場することとなったブレイクダンス同好会のメンバー。
しかしそのステージ上で次々に迫りくるガブリエラへの殺意! あとまさかの松浦さん!
いやいやガブリエラの命を狙う裏組織はともかく、松浦さんのこんな形での登場は予想外すぎて一周回って笑えないよ……。結局最初から最後までピエロだったな……。
それに比べて今回の委員長の成長ぶりと来たらどうよ! まあ自分の尻拭いのためとはいえ西野たちの助けを借りずに彼女一人で仲間を集めて目的を達成してのけたんだよ! 僕は委員長の孤軍奮闘に乾杯を贈りたいと思います。
衝撃的なラスト。この展開はさすがに想定の埒外にありましたが、とにかくガブリエラが可愛くて仕方ないので、早く続きを読まねば。


リサちゃん、成仏しろよ……。