まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

『豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい2』感想

豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい2 (ファンタジア文庫)

ストーリー
「ダリスの女王の盾、栄誉の騎士になる……この俺が?」ノーフェイスの一件により悪評からうって変わり、一目置かれはじめたスロウ。その活躍を聞きつけた王室から守護騎士選定試練の参加要請が!? 早速学園を発つことになったのだが……「あれしきのことで良い気にならないでくださる?」ある理由から、選定試練へ共に向かうことになったアリシアとスロウの二人。その先で出会ったのは、将来この国を最大の危機に陥れる『裏切りの騎士』だった!? アリシアを利用しようとするセピスに、すべてを知るスロウは対立――。元婚約者を守るため、豚公爵は大きな動乱の中を駆けめぐる!

期待していたアリシア回! やっぱり僕この子好きですわー。
予想していた以上にアリシアがヒロインしていたのでちょっと驚きました。アリシアルートもワンチャンあるかなって思ってしまった。
あと豚公爵の立身出世のスピード感がすごい。


前回の活躍により王国のお偉方から目を付けられてしまった豚公爵スロウ。
まあ元々才能はずば抜けていたわけで、ひとたび表舞台に立ってしまえば早々に世間から見いだされてしまうのも宜なるかな。それにしたって守護騎士候補に抜擢はいくらなんでもやりすぎだと思いますが……。
このままいくとシャーロットと離されてしまうのは目に見えているわけで、かつての豚公爵が危惧していた通りの展開にもなってしまいそうなもんですが、マトモな道を選んだスロウはそこんとこ、どう切り抜けていくつもりなんでしょうかね。


祖国との因縁深い犯罪者を追ってスロウとともに出張するアリシア
アリシアがスロウのことを、本音の部分ではどう思っているのか、1巻の段階では分からなかったのですが……これはこれは、ふーむふむ。ある意味期待通りといいますか、思っていた以上にといいますか。
黒豚公爵の頃に散々な思いをさせられたのに、これだけアリシアの心の中に残っているものがあったということは、幼少期のスロウはよっぽど魅力的な少年だったのでしょうなあ。
囚われの姫君を助けにくる王子様感。やっぱカッケーじゃねえの。見た目は豚だけど、いや豚だからこそ、カッケーじゃねえの。
やっぱりスロウ×アリシアの組み合わせがかなり性癖に突き刺さりますわ……。ツンデレ同士だけど心の奥底で信じあっている元婚約者とか最高じゃない?


幼少期の二人のエピソードじっくり読みたいデス。