まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

『せんせーのおよめさんになりたいおんなのこはみーんな16さいだよっ?』感想

せんせーのおよめさんになりたいおんなのこはみーんな16さいだよっ? (MF文庫J)

せんせーのおよめさんになりたいおんなのこはみーんな16さいだよっ? (MF文庫J)

ストーリー
教師を目指す徳田院学園高等部二年の六浦利孝は、一族から優秀な教育者を輩出する徳田院家当主であり義父でもある大五郎から一族入りの条件として試練を課される。しかし利孝の目の前に現れた自称許嫁候補の女の子たち、水無瀬みるく、鳴海ルナ、入江梨恵、辻葛葉、の4人はどう見ても小学生。そして……「この中に1人だけいる合法ロリを見つけるように」だって!? いま、史上最高難度のロリアンルーレットがはじまる! 学園カリキュラムで初等部6年1組の教育実習についた利孝が天才幼女たちと戯れる今年度新人賞作品、徹頭徹尾ハピネス&キュートに登場!

第13回MF文庫Jライトノベル新人賞<佳作>受賞作品。
本物ロリたちの中から1人の合法ロリを見つけ出すという名目のもと、4人のロリヒロインたちとただひたすらイチャイチャするお話でした。
幸福。これを幸福と言わずして何を幸福と言うのか。幼女は癒やし。癒やしは幼女。これ真理。
しかし16歳の主人公が12歳の女の子たちを「ロリ」呼ばわりするってのはなんだか妙な感じだな!


教師を目指す16歳の主人公・利孝は、教育者一族の当主である養父から試練を出されることに。
その試練とは、4人の小学生女子の中に1人隠れている「合法ロリ」(16歳)を探り出し、その子と許嫁の関係になることだった!
もはやツッコミどころが多すぎてどこからツッコめばいいのか分からないんだけれど、とりあえず16歳は合法じゃねえわ! いや主人公的には同い年だけどさ!
自分が16歳の頃、12歳の女の子のことをどう思っていたかなあ? 少なくとも「ロリ」とは思っていなかったかと思うんですが……。たった4歳差だもんね。高校生と小学生だから、さすがに恋愛の対象ではないか。でも16歳同士のカップルが許されるんなら16歳と12歳でも別にいいんじゃない? 世間的にはやっぱりアウトですかね?


まあ、そんな思春期通り越した限界読者の煩悶とは関係なく、4人の小学6年生女子(全員好感度100%)とのイチャイチャな毎日が始まるわけですが。
小悪魔なみるくちゃん、ちょっとだけ大人びた梨恵ちゃん、「なのじゃ」口調の葛葉ちゃん、とそれぞれの魅力を誇る女の子たちですけど、個人的にはやっぱりルナちゃん推しですね!
付き合うとか結婚するとかじゃなくてですね、一番癒やしがあるんですわ。父性が疼くんですわ。舌っ足らずな喋り方がたまらん。ルナちゃんにぺとっとくっつかれたい……そのままソファで1日中過ごしたい……パーカーによだれとか垂らされたい……。
ということで、私としては断然ルナちゃんがメインヒロインであって欲しいんですが、もしメインヒロインならば12歳ではなく16歳になってしまう! なんというジレンマ! あまりに悲しき物語上のジレンマ! そもそも、この物語のラストが本当に1人を選んで終わるのか、大いに怪しいところがありますけどね……。
ともあれ、合法ロリの正体はもちろん、利孝の失った記憶のことなども気になるところですし、そんなもの全部うっちゃってひたすら幼女とのイチャイチャを描いてくれるのもアリだと思うし、続刊を楽しみにしています。


イラストはもきゅさん。苺先生もいれて五者五様、どのロリっ子もそれぞれのかわいさがあって素晴らしい。
あと、3ページにまたがる見開き(?)ってのは初めて見たかもしれない。これはインパクトありますね。


きみ、ミレニアム問題を解いているのに小学校に通っているのかい……?