まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

ヴァルハラの晩ご飯III 〜金冠鳥と仔鹿のグリル〜

ストーリー
英霊エインヘリヤルたちへの刑罰も終わり、ようやくヴァルハラの晩ご飯に復帰したセイ。
ところがセイを慕う鹿のイクスがお試しで肉を提供したところ、それがオーディンに大ウケ。
晩ご飯をクビになってしまったセイは、イクスよりも美味しくなる方法を探そうとするのだが……。



セイにまさかの(食材としての)ライバルが登場!
もっと美味しくなるためにヴァルキューレ九姉妹+フレイヤさままで動かすセイさん、ほんと愛されすぎでしょ……イノシシのくせに。
これまでに比べると殺伐としてなかったし、出番のなかった姉妹にもスポットが当てられてワイワイと楽しい巻でした。


エインヘリヤルたちの「ラタトゥイユの刑」により、一時的に晩ご飯のお仕事から解放されたセイ。
手持ち無沙汰になったセイは、ヴァルキューレ姉妹にお仕事を斡旋してもらうことに。
いやいや、なんだかもう当たり前みたいに描かれてますけど、なんでこのイノシシ、普通にヴァルキューレたちのお屋敷にお邪魔しちゃってるの。さらにはセイの部屋に全員呼んでパーティーとか! イノシシのマスコット化が進みすぎてて羨ましさMAXなんですけど。
中でもやっぱりブリュンヒルデのデレっぷりが半端ない。ジークルーネもロスヴァイセも可愛いけれど、これはもう長女エンドで決まりなのかな……?


ようやく晩ご飯に復帰したかと思いきや、今度はぽっと出の鹿・イクスにお仕事を奪われた!
美味しくなるために、またもやヴァルキューレ姉妹とフレイヤさまの力を借りまくるセイさん……。ヴァルキューレって実はヒマなの?
なんだかんだでアンド料理長との料理対決が実現するわけですが、その対決にさえ九姉妹の力を借りまくりで、なんだかセイが物凄い大物に見えてきました。これはグリンカムビが怒るのも分かるわ。
ブリュンヒルデを除けば、今回は三女・オルトリンデと、謎に包まれた八女・グリムゲルデの活躍が印象的でした。
いつの間にか九姉妹のほとんどと絡んだことになりますね。とにかく華やかで魅力的なヒロイン陣ですから、今後も今回くらい出まくってくれてもいいんですよ! 特にロスヴァイセちゃん! ロスヴァイセちゃんをお願いします!


駆けつけオッパイ。なんという魅惑のワード。