まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

ギャルこん! ギャルと新婚生活することになった。

ストーリー
ギャルが苦手な高校生・浅葉圭太郎。
入学式を終えた圭太郎は、これから住むことになる特別寮で謎のギャルに出迎えられる。
秋月真乃と名乗った彼女は、なぜか圭太郎と新婚生活を送りたいと言い出してきて……。



一方的にベタベタしてくる謎の天真爛漫ギャルとの共同生活ラブコメディ。
非常に軽いラブコメでさくっと読めました。ヒロインとの過去の思い出を取り戻すとか、そういうのはとりあえず脇に置いといて、ひたすら自分を愛してくれる美少女というものはそれだけでいいものである。
ギャルと銘打っているわりにギャル感があんまりないのは逆に残念でしたが、それはそれとしてメインヒロインも幼馴染ヒロインも可愛かったです。


見た目は完璧ギャル、中身はポンコツ天然帰国子女なヒロイン・真乃。
全く知らない女の子とひとつ屋根の下、しかも相手はなぜか自分にベタ惚れの超美少女ときたら、もうそこでお話終了でも良いのでは……? と言わんばかりのシチュエーションですわ。いや、もういいでしょ。こうなったらギャル嫌いとか関係ないでしょ。そもそも真乃さん、見た目以外は全然ギャルじゃないし。
しかしまあ、いかな色ボケ高校生男子といえど、なんで彼女がこんなにベタベタしてくるのか知らないままではいられないというわけで、真乃との過去の出来事を思い出すために調査を始めるのでした。


圭太郎と真乃の急接近に危機感を抱いたのが、幼馴染のクール美少女・果音。
うむ、果音は純粋に可愛いヒロインですね! 今までは男なんて誰も寄せ付けないって感じの雰囲気だったのに、いざ想い人に迫る女の子が現れたら、一気にドタバタラブコメの一員に。むしろこの人、よくこれまでキャラクターを貫いてこれたな……。
真乃には幸せになってほしいけれど、個人的に一押しなのは果音の方だし、なかなか甲乙つけがたいですね。ああ、ヒメルダは、まあわりとどうでもいいんですが……(笑)。
とりあえず、みんな一緒での居場所を守った圭太郎たち。でもラブコメとしてはこれからが本番。同棲ヒロインたちを相手に、どんな決着をつけていくのか、楽しみなところです。


イラストはあにぃさん。表紙の圭太郎さんの視線が絶妙で笑う。わかる、わかるぞ。
あと果音さん、やたらメイド姿が似合ってませんか。


ブコメ義務的に挟まれるラブホテルイベント、嫌いじゃない。