まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

妹さえいればいい。5

ストーリー
土岐の推薦でGF文庫編集部でアルバイトすることになった京。
那由多の担当編集から原稿が遅れていることを聞いた京は、アルバイト初日に原稿を回収してくるという大金星を挙げる。
一方、伊月はアニメのメインスタッフとの初顔合わせに臨むのだが……。



京がラノベ編集部でアルバイトを開始! いちアルバイトでありながら戦果を次々に挙げていく京さんぱねえっす。あと今回も全裸ありがとうございます。
伊月のアニメ制作サイドとの打ち合わせは、イヤーなリアル感がありましたね……。アニメ、成功してくれるといいなあ。
終盤では恋愛方面も色々動き出して、ますます目が離せなくなってきました!


GF文庫編集部の凄腕アルバイト・白川京爆誕。
アルバイト初日からあの可児先生の原稿を取ってくるなんて! さすが京さんはやることが違うぜ!
まあ実際にやったのは全裸になって全裸の那由多を膝枕することぐらいなんですが……。那由多の家に入る=全裸になる、ってほんとどういう等式なんだよ。最高かよ。
かと思えば、蚕の取材のために水着ファッションショー! もちろん那由多も蚕も全裸で!
だんだん編集部のアルバイトがなんなのか分からなくなってきましたが、私は京のサービスイラストがたくさん見られたので大満足ですよ。ええ。
一方の那由多は伊月の家でひとり、恋する乙女の水着ショーを開いていたりするのでした。自分の水着姿にデレッデレの伊月を見て、結局また恥ずかしくなってすぐにやめちゃう那由多。実に微笑ましくて雰囲気というかこれもう付き合ってるでしょなんなんだよお前ら早くくっついちゃえよおおお!


さて、もちろんそんな色ボケエピソードばかりではなく、ちゃんとラノベ作家もやってます、アニメ化作家(!)羽島伊月。今回は急遽決まったアニメ化の制作スタッフと初顔合わせ
アニメにおける原作者の立ち位置って結構人それぞれなんでしょうが、プロのスタッフに完全にお任せするということもままあるんじゃないかと思います。
しかし、例えばオリジナルの展開やキャラクターを入れるにしても、原作への愛情が感じられるかどうかって分かっちゃったりするもので。
自分が生み出した思い入れのあるキャラクターの出番が消え、オリジナルの敵を倒して終わるようなアニメ化だと、まあ原作者としても思うところは出てきちゃいますよね。
熱く口舌飛び交う思わぬ初顔合わせになりましたが、これもなんと京のおかげ。半分以上素人だからこそ口を挟めた部分もあるかもしれませんが、京の優しさと伊月への思いが強く感じられるエピソードでした。愛されてるなあ、伊月さん。
伊月への京の想い、そして京への春斗の想い。ここにきていくつもの大きな動きがありました。現状では、完全に伊月と那由多がくっつく未来しか見えないわけですが……。ここからさらにひと波乱あるのか否か、続きが楽しみで仕方ありません!


『女神におしおき!』読みたい。