まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

俺を好きなのはお前だけかよ(2)

ストーリー
あの一件がきっかけでひまわり、コスモス、サンちゃんと気まずい関係になってしまったジョーロ。
パンジーから助言をもらい、なんとか仲直りをすることに成功する。
ところが今度は、新聞部の女子から三股疑惑をかけられてしまい……。



ちっとも素直じゃない主人公と色々と尖りすぎな美少女たちが織りなす変化球学園ラブコメ第2弾。
前回あんなことがあって、気まずさ満点の3人とようやく仲直りできたかと思ったら、またもや変な方向にラブコメなアクシデントが起こりまくる!
ジョーロのドタバタに笑っているうちに、思いがけない方からの話の転換や伏線回収がやってくるから、ホント飽きないし上手いなあと改めて思います。


パンジーに散々毒づきつつも、彼女の真の姿が見たい、それだけのために毎日図書室に通い詰めるジョーロさん。ある意味すごい一途!
パンジーの方はこれだけジョーロのことを好き好き言ってくれているんだから、もうくっついちゃえばいいのにと思うんですけど……見た目が好きなのと、恋人にしたいのとでは違うということなのか。でも傍目から見てる分には、どう考えてもあんたも好きだよねえ!?
思わぬ自宅デート(?)には、ニヤニヤしてしまいました。この調子で外堀をゆっくり埋めていってくれたまえ……。


さて、前回のことで、ひまわり&コスモス会長とサンちゃんとの間が思いっきり気まずくなってしまったジョーロですが、どうにか仲直りに成功。
まだ多少は、好きだの好きじゃないだのが渦巻いてるようにも思えますが、とりあえず良き友人関係に戻ることができたのは良かったですね。しかしひまわりさん、仲直りした途端にこの怒涛のスキンシップ攻撃ですよ……なんていう天然悪女なの!
この4人にパンジーも加えて、和気あいあいと「百花祭」に向けたダンスの特訓を……なんてやっていたところに、新ヒロイン・あすなろが登場。
彼女によってジョーロがひまわり、コスモス、パンジーに三股をかけているという疑いをかけられたおかげで、またも学園内でドタバタ劇が繰り広げられることになるのでした。
ジョーロには悪いんですけど、あすなろの監視の下でジョーロがどんどんドツボにハマっていくのが面白くてしょうがないですね! なんというか、パンジーは元々本気だからいいとして、ひまわりやコスモスが思わせぶりすぎるのが悪いと思うんだ……。
あすなろの隠していた思惑とか、色々ありましたけど、百花祭のラストではあの子とダンスを踊ることができて、個人的には何よりのエンディングでした。まったくジョーロはツンデレなんだから。
大団円かと思いきや、またも波乱を呼びそうな新キャラが登場してきたので、次巻の展開にも期待大です!


神様仏様ブリキ様……!