まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

ダスティー☆ヴァンパイアガール(3)

ストーリー
カミラ4の策略にはまり、赤ちゃんにされてしまった史郎。
ベビー史郎の大暴れに、四苦八苦するカミラたち。
しかし育児を続けるうち、次第にカミラたちの中に母性が芽生えはじめて……。



最強の吸血鬼としての復活を懸けたヴァンパイアバトル第3弾。
今回はカミラ4とカミラ3が登場してきたのですが、どちらも妙な搦め手で攻めてきましたね。
真っ向勝負も楽しいけれど、こんなトンデモ展開もこれはこれで面白いです。


カミラ4の呪われた能力によって赤ちゃんに戻されてしまった史郎。
カミラ、カミラ10、カミラ7と吸血鬼が3人揃って、ベビー史郎1人の世話にあたふたするのを見ていると、赤ちゃんは最強だなって思わされます。
しかし、まさかバトル面でもこれだけ強いとは。赤ちゃんでも立派な屍鬼戦士ということか。負ける方も負ける方ですが。
それにしてもカミラの「おしゃぶり」チャンスを逃したのは残念でした……。何やってるんだよ!


カミラ3は、学校中の人々を催眠にかけて史郎の命を狙いにきました。まあそれはいいとして、それでどうして吸血鬼裁判なんてことになるんだ……? 作戦が突飛すぎて笑えます。
カミラ10と同居しておきながらほとんど出番のなかった瑞樹が、今回は結構活躍していましたね。
正直、ここまで関わってしまったのなら、彼女にはカミラゲームのことを明かしてもいいような気がするんだけれど、そうもいかないのかな。
さて、3ヶ月連続刊行も終わり、これで残るカミラは……休戦中の3人を除けば、あと4人? ですか?
やはりラスボスはカミラ1になるのでしょうか。カミラ10やカミラ7との再戦があるのかどうかも含めて、続きが楽しみですね。


校内の全員にきっちりパンを配るっていうのが凄くないか……?