まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

ハルケギニアへ、いざ再び

MF文庫J 『ゼロの使い魔』
編集部より | MF文庫J 『ゼロの使い魔』

この記事を書いてから2年。遂に、遂に遂に遂に、ああ………遂に。待ち望んだこの時がやってきました!


 ゼ ロ の 使 い 魔 続 刊 決 定 ! !


です!!!!!やったぜ!!!!!
もー、なんで僕はこんな大事な日に職場の飲み会になんて行っていたんだぜ? ほんと、僕のバカバカバカバカ! バカ犬!
ゼロの使い魔』の最終巻までのプロットが残されているということは、知っていました。だから、MF文庫Jならきっといつかやってくれると思っていました。
しかし、何か発表があると思った去年の一周忌には音沙汰なく。そして今年も……。
最初こそ、当たり前に続きが出るものと思っていたのですが、あまりに何の便りもなかったため、正直ここのところ、諦めかけてしまっていた部分もありました。そんなあの頃の僕をエクスプロージョンで吹き飛ばしてやりたい。


ゼロの使い魔』は、今でも一番好きなライトノベルです。初めて読んだときから、それはずっと変わりません。
でもこの2年間、あれほど読み返していたはずのこの作品を、なぜかなかなか手に取ることができずにいました。本棚の一番目立つ位置に置いてはいるものの、自然と目を逸らしてしまっていたような気もします。
やっぱり心のどこかで、続きが読めないから、ということがあったのだろうと思います。20巻の次を取ろうと手を伸ばして、そこに何もないことに気付くのが、怖くて。
でも今日、この日。この嬉しい嬉しい発表を見て、すぐに、「あ、読み返さなきゃ!」と、はっきり強く感じました。
まだ、僕の胸の中の「火」は、この情熱は、消えていません。


ヤマグチノボルという偉大な作家の代わりを、誰が務めるのか。喜びと同時に、不安な声も多く見かけました。
その気持ちも分からないではないのですが、今僕は頭のてっぺんから足の先まで、嬉しさでいっぱいです。本当にそうなんです。
たとえどんな本が出来上がってきたとしても、僕はきっと満面の笑みでそれを迎え入れるでしょう。
ルイズにまた会える。サイトにまた会える。シエスタに、キュルケに、タバサに、トリステインの、ハルケギニアのみんなにまた会える!
かつて別れを嘆き悲しんだ彼女ら彼らと、また会える日が来る。
どれだけかかっても構いません。その再会の日を、心の底から待っています。ずっと変わらぬルイズのアイコンのままで。