まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

魔装学園H×H 5

ストーリー
ゼロス最終形態の封印が解かれた結果、自身が異世界の皇女であったという記憶を取り戻した愛音。
バトランティス帝国へと連れ戻された愛音は、実の妹・グレイスと再会を果たす。
一方、捕虜になった傷無たちは、仲間だと信じる愛音に解放を訴えかけるのだが……。



愛の力(意味深)で戦うエロス×スピードメカアクション第5弾。
戦力がみんな異世界に囚われてしまい大ピンチ! と思いきや、まさかのやり方で脱出してのける傷無さんのエロスに乾杯。
ひとりだけ脱出した傷無が、ヒロインズを救うために接続改装をやってのけたのは驚きのお相手……なるほど、こういう手があったか!(膝パチン) エロスの可能性は無限大であるなあ!


愛音の力によって一網打尽にされてしまった、アマテラス及びマスターズの面々。
バトランティスの姫だった記憶を完全に取り戻してしまった愛音に対して、なお地球側の仲間としての対応を当たり前のように求める傷無は、無邪気というか考えなしというか……。
異世界は異世界側で世界の危機に瀕しているから、愛音としてはどちらの世界のことも捨てがたくて、結局悩みに沈んでしまっていました。生まれ育った地と、新しく出来た仲間たちと、そりゃあ、簡単にどっちがいいとか決められたものではないですよね。
愛音が決断できずにいる内に、事態はくるくると展開し、コロッセオで因縁の相手・グラベルと一騎打ちをさせられる傷無。
まあ、なんとなく予想はついていたものの……衆人環視の中でやっちゃうか。そうか。さすがだな。もうさすがとしか言えないわ。というかグラベルもそれでいいのか。
手段はアレにしても、実際にそれで脱出できているのだから文句も言えません。エロスは全てを救うのだ。


傷無ひとりで逃げのびたものの、彼ひとりでは戦闘力皆無も同然。エネルギーもない。
さあどうするか、というところで持ち上がった接続改装のお相手は、予告通りのあのお方!
しかし、いかな傷無さんとはいえ、この人と真正面からそういうコトに及ぶのは、色々、ねえ? まずいでしょ? 倫理的にも?
と、いうことでひねり出されたエロス・アイディアがこれだよ。あまりに天才的すぎて、大いに笑わせてもらいました。もはやエロスに不可能はないのだ。
しかしこれ、(なぜか)気付いていない傷無はいいけど、相手からしたら全部分かった上での所業なわけで、そう思うと、なんか興奮してきますね! 変態だー!
ともかく、この手でなんとか戦う力を得た傷無が、いかにしてヒロインズを救うのか。そしていかにして愛音に立ち向かうのか。次はどんなシチュエーションでヤっちゃうのか。今から楽しみでなりません。


頭隠して尻隠さずってこういうことか(新たな知見)。