まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

俺と彼女の萌えよペン3

ストーリー
萌え漫画家・生駒アギトとコンビを組んで連載を勝ち取り、無事第一話を完成させた泉。
しかし未だに『萌え』を理解することができていない泉は、ネットで茉莉のコンビとしてふさわしくないという書き込みを見てしまう。
落ち込む泉の姿を見た茉莉は、修学旅行先の沖縄でラブコメイベントを直々に教えると言い始め……。



エミリちゃんとのデート編&沖縄修学旅行編。ううーん、今回も楽しかったです!
自らの体を張って泉のためにラブコメテッパンイベントを教えようとしてくれる茉莉とかいう大天使。今回の彼女、ちょっと可愛すぎましたね。
エミリちゃんも順調にヒロイン化が進んできていて、早くも今後の修羅場が心配になってきました……。


泉が茉莉を呼び捨てにしだしたのをきっかけに、「今度は私が!」とばかりに泉をデート(?)へ誘うエミリちゃん。
これだけ分かりやすくツンデレってくれているというのに、まったく気付かない泉ってやつは、なんて罪な男なんでしょう!
ガチャガチャでちゃっかりお揃いのキーホルダーをゲットしたり、洋服を選んでもらったり、ちょっと目を離した隙に男に絡まれて助けてもらったりと、短いデートの中でガッツリ定番コースを決めてくれるあたり、エミリちゃんはラブコメヒロインの才能がありますね。
それにしても、茉莉と仲良くなればエミリちゃんの機嫌が悪くなり、エミリちゃんと仲良くなれば茉莉の機嫌が悪くなり……。あれ、この職場すでに詰んでるのでは……?


前半はなかなかヤキモキとさせられた茉莉ですが、修学旅行とくればこっちのもの。
ブコメのテッパンイベントを教える、という名目で、ことあるごとに泉にくっつきにくる茉莉が可愛くてしょうがない!
ビキニの茉莉にサンオイルを塗る、とか、布団の中にふたりっきり、とか、そういうエロ方面のイベントももちろん最高ですが、個人的には“バスで隣に座って肩を貸してもらって居眠りする”というのに一番グッときました。さすが萌え漫画家、いいセンスしてるぜ……。
さて、そんなキャッキャウフフな修学旅行から帰ってきてみれば、ああ、案の定待ち受けるこの展開。
泉と茉莉とエミリ、3人のお仕事関係がいったいどうなってしまうのか、次巻も大いに楽しみです!


杏璃ちゃんはいつ恋愛レースに本格参戦するんですかね!!