まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

魔法剣士のエクストラ4

ストーリー
アンネッタがチームに加入したことにより、大魔法戦祭の予選・統一予選会への出場資格を得た紗奈美たち。
零人の指導の甲斐もあり順調に予選を勝ち抜いていくが、準決勝でイルマだけが撃破されてしまう。
イルマが自分をチームの穴であると思い詰めてしまう中、統一予選会決勝に爆破予告が届き……。



いやっほう! みんな大好きイルマ=ハユハ=アグリコラちゃん回だよ!
いよいよメンバー揃ってレガリアマギカへの道を突き進み始めたということで、一気に話が動いた感じがします。
しかし初期メンバー3人の中で最初に伸びてくるのがイルマだとは……おみそれしました。


貴重な完全休日を謳歌した紗奈美たち新星魔導騎士団は、レガリアマギカの予選たる統一予選会へ出場。
当然、最強コーチ・零人によってしごきぬかれた彼女たちが簡単にやられるわけもなく、初出場にも関わらず他チームを千切っては投げ千切っては投げ……。
あの地道なメンバー集めや特訓の日々がようやく花開いたのですね。よかった。ほんとよかった。
彼女たちしかいなかったので忘れがちでしたが、思えば美少女5人のチームメンバー。周囲からの注目のされ方もそれらしい感じでちょっと苦笑。でもアイドル的人気だって大事です! たとえ胸の大きさでランク付けされようともだ! 頑張れイルマ、僕は好きだ!


それぞれ得意分野が異なる5人の絶妙なバランスで成り立っている新星魔導騎士団。
ひとりでもやられると一気に崩れ出すのがネックなのですが、ここで狙われだしたのが少し伸び悩んでいるイルマでした。
スナイパーとしてはかなり優秀な部類なのだと思っていたんですけど、やっぱり地味なのか……。まあ、同じ五芒星の紗奈美やエリサと比べると、突出した何かがないのは確かですな。
イルマ、紗奈美、エリサは、実力が劣っているぶん、いつかはリンデとアンに追いつかなくてはいけません。そして五芒星が六芒星へと至る道は「壁を越える」こと。
ひとりだけ力が足りない悔しさに押しつぶされそうになりながらも、壁の向こうを撃ちぬいてみせたイルマ。格好良かったです。
さて、イルマの次は紗奈美か、はたまたエリサか。この調子でググっと行ってもらいたいですね。それから最近零人さんの最強ぶりが少々控えめで寂しいので、そろそろ……どうですか!


予選会前の休日、紗奈美のこういうところが好き。