まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

ライフアライヴ!3 恋愛エレクチョン

ストーリー
体育祭を終えた北斗たちに迫る次の課題は、学園中が最も注目する行事、文化祭。
五日間ある文化祭の最終日には、生徒会総選挙の最終投票も控えているのだった。
そんな中、北斗の妹・冬華が北斗と愛梨の劇場型恋愛に協力したいと言い出して……。



偽恋人を演じて生徒たちの支持を集め、最強最凶の姉に選挙で挑む劇場型恋愛ラブコメ第3弾。
うん、今回も面白かった! 偽恋人を演じてきたふたりがそれぞれお互いを好きになってしまって、でも選挙が終わるまでは好きになってはいけなくて……な、じれったい展開が最高でした。
年下の女の子にベタ惚れしちゃって一喜一憂するクズ先輩かわいすぎだろ……。


ここにきて妹・冬華が参戦。まあね、義理の妹だからね。ラブコメには飛び込んでくるよね。
正直あまりに出遅れすぎて明らかなかませ犬感しかなかったのが不憫ですが、彼女のおかげで北斗と愛梨の仲もさらに進展しました。
劇場型恋愛を始めるときに「絶対にお互いを好きにならない」なんて約束をしたくせに、見事にそうなってしまったふたり。
どちらも鈍感かつ不器用なもんだから相手の気持ちには気付いてなくて、微妙なラインですれ違うふたりの恋愛に、キュンキュンしちゃいます。
北斗と愛梨の両方から気持ちを打ち明けられてあたふたするチェルシーが可笑しかったですね。いい立場だなあ。


純粋に青春してる主人公コンビと比べ、敵コンビのガチゲスっぷりときたら! 何この子たち、まともな挿絵がないんだけど……こわ……。
チェルシーの作戦や狙いを見事に見破って、その穴を突いてくる嫌味なやり方がなんとも憎らしい。まさしく清く正しい「敵」の姿といえるでしょう。
そんな大ピンチの中でも、清々しいくらいに青春をやらかしてくれる北斗。いやあダサかっこいいですね。そら惚れちゃいますわ。
いよいよ残る候補者は愛梨と千夏に絞られて、選挙も大詰めにさしかかりました。残る4日の文化祭でどのように事態が動いていくのか、楽しみに次巻を待ちたいと思います。


いや、さすがに背中流したらバレるだろ……。