まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

エンジェル・フェスタ!2

ストーリー
出場審査を切り抜け、なんとかエンジェル・パーティ予選への出場を決めた<FEALs>。
しかし前回優勝したグループに所属していた星宮舞衣からダメ出しを受けてしまう。
力をつける必要を感じつつも、地元主催のイベントに招かれて奮い立つみなもたちだが……。



落ちぶれた伝統校の学園アイドルとして少女たちが羽ばたいてゆく青春スポ根アイドルストーリー・第2弾。
今回はさらに2人の新メンバーが加入! ワケアリな女の子たちが次々に集まってくるワクワク感、たまりませんな。
ラスボス(暫定)もちょびっと登場してきて、ストーリー的にもますます盛り上がってきました。


1人目の新メンバー・アリスはわりとあっさり加入しましたが、予想通りというか、難航したのは2人目・舞衣の勧誘でした。
みなもと同じく過去にアイドルとしてステージに立った経験を持つ彼女は、やはりみなもと同じように過去の出来事がきっかけでアイドルを辞めた女の子。
エンジェル・パーティ優勝校出身ということでその実力は折り紙つきなんですが、一度アイドルになって失敗を経験しているせいか、なかなかに頑固でしたね。
そんな女の子に対して我らがコーチができるのは、ひたすら粘ること! それだけ!
まあ、根気と体力勝負に持ち込んでなんとかしちゃうところが桜木のいいところです。半ばストーカーじみてたような気もしますけど……。


アリスはコスプレ知識を活かしてメンバーの衣装を、そして舞衣はトップレベルのダンスを。
カナの作曲、詩歌の作詞と合わせて、いよいよ自給自足アイドル化が進んできました。
もちろん、その中心で輝くのはみなもです! いやあ、彼女は本当にいいキャラしてるんですよね。アイドルとしてもそうですが、お話の登場人物としても、とても魅力的なキャラクターだと思います。
あっけらかんとしていて、ひねくれているようだけれどまっすぐで、彼女が喋っているだけでなんか楽しくなってくるから不思議なものです。
全メンバーが彼女とつながることで、FEALsというひとつのグループができているのを感じます。
残るメンバーは2人。全員揃ったFEALsが一体どんなパフォーマンスを見せてくれるのか、今から楽しみで仕方ありません。


ゆずの可愛すぎるダンスにやられた。