まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

オレと彼女の萌えよペン2

ストーリー
生駒アギト先生こと生駒茉莉と合同で描き上げた漫画で雑誌への連載権を勝ち取った泉。
連載開始に向け忙しい日々の中、漫画家業に本腰を入れるため、茉莉が泉の高校へと転入してくる。
しかし対人関係が苦手な彼女はクラスメイトへの応対も冷たく、クラス内で孤立してしまい……。



美少女高校生な漫画家と意見を戦わせながら一緒に漫画を描いてトップを目指す漫画執筆×学園ラブコメディ第2弾。
お互いに名前で呼ぶようになったりとか茉莉ちゃんが転校してきたりとか、今回は漫画のあれこれよりもラブコメ分多めでした。
茉莉ちゃんはほんと不器用すぎるんだけれど、いい子なんだ……いい子なんだよ……。


お互いを下の名前で呼び合うことを決めた泉と茉莉。「生駒先生」から「茉莉ちゃん」へ変わるんだからすごい落差ですね。高校生くらいだと、ちゃん付けって呼び捨てよりもハードル高いような気がするのだけど。
呼び方だけではなく、茉莉ちゃんが泉の高校へ転入までしてきちゃって、これは一気にふたりの距離が近づいちゃうのかなと期待が高まります。
しかし人付き合いに慣れていない彼女はクラスメイトにツンケンしてしまって、友達も作らず、泉とさえ校内では喋らなくなる始末。
まあね、学校まで追いかけてった男と仲良くしてる女の子がいたらそりゃムカつくってのも分からんではないです。いや、本当に追いかけてきたのかどうかは知りませんが、私の脳内では完全にそういうことになってます!(妄想)


もちろん学校ですれ違ってばかりでは仕事にならないので、漫画は漫画できっちり。さすがプロである。
そんな中でも取材と称して池袋でデートしたりしてるんだから、もう君ら早いとこくっついちゃえばいいのに! ニヤニヤさせやがって!
ふたりで1つの作品を作り上げるわけですから、ふたりの仲が良好でなくてはとてもやっていけないはず。逆に、漫画があるからすれ違ったままにならずにいられる部分もあって、“子はかすがい”ではありませんけど、ふたりの仲を取り持つ役割としても漫画が上手く働いているように思いますね。
茉莉ちゃんと泉のラブコメだけでなく、茉莉ちゃんとみなせの友情物語もよかったです。
趣味も性格も真逆といっていい両者ですが、だからこそカチッとはまる部分があったのかも。次巻の修学旅行が楽しみでなりません。


イラストは秋奈つかこさん。女の子が抜群に可愛くて素晴らしい!
特に茉莉ちゃんの泣き顔、最高でした。


杏璃ちゃんが不意打ち的に可愛くて撃ち抜かれた。ごめんなさい。ロリに弱くてごめんなさい。