まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

魔装学園H×H2

魔装学園H×H2 (角川スニーカー文庫)

魔装学園H×H2 (角川スニーカー文庫)

ストーリー
愛音との“接続改装”を成功させた傷無に、ハユルを回復させるようミッションが下る。
破廉恥なことが苦手なハユルとの距離をなんとか縮めようと工夫する傷無。
そんな中、調査のために訪れたグアムで、一同はハート・ハイブリッド・ギアを装着した正体不明の美女に遭遇し……。



女の子を触ってパワーアップするエロティック・メカアクション第2弾。今回も清々しく頭の悪い内容でした(※絶賛)。
ギリギリ限界のエロさを描写しつつも、そっちだけに終始せずに、結構燃えるバトルを繰り広げてくれているあたり、なぜか笑えます。
あと挿絵が全然自重してない。もっとやってください。


今回のターゲットは、男嫌いで潔癖な風紀委員・ハユル。てっきりユリシアが先だと思っていたのですが(何せ半分落ちているようなもんだし)、敢えてこっちから攻めてきましたか!
ハユルは後輩気質で丁寧語でエロいことに耐性がなくて、ひとりで精一杯背伸びしている感じが放っておけない、かなり可愛い女の子だと思います。
そしてそんな男慣れしていない少女に対し、搦め手から近寄っていく傷無さんは、どこをどう見ても悪い男にしか見えませんでした。ミッションだろうがなんだろうが、結局最後に待っているのはエロいこと。内心傷無さんもノリノリでやっているに違いない。
いよいよ……という場面でも、傷無さんは実に言葉巧みにハユルを押し倒しており、そのテクニシャンぶりに恐怖させられました。こわい。エロスこわい。
ハユルとのエピソードがいくつも語られる一方、新たな設備の説明として間に合わせ的にエロシーンを入れられるユリシアさん。
さらに前巻で決めてしまった愛音さんに至っては、今回は絶頂改装の場面までも丸々カットという有様で、なんというか世知辛いな! と思いました。まあカットされていてもやることはやっているわけだから、いいのかな……。


絶頂改装の時点でひとつのクライマックスを迎えている感は正直否めないけれど、せっかく出てきた武器なんだから使ってあげなくちゃ!
ということで、ハユルの背徳武装が活躍。愛音の背徳武装とはまた違う、ハユルならではの武装で格好良かったです。
この一閃で過去を断ち切るとともに、自分の潔癖症も一刀両断した勢いのハユルさん。元が真面目な子ほど吹っ切れてからが怖いものですから、今後に大いなる期待が持てますね! エロ的な意味で!
そして誰より先に傷無に近づいたにも関わらず、最後に残される形となったユリシアが、どのような形で絶頂改装を迎えるのかというのも楽しみなところ。彼女はもうそれなりに凄いところまでやっちゃっているので、とんでもないものが見られるかも、と密かにワクワクしています。次巻も待ち遠しいですね。


この見開きは電車の中で見たら捕まりそう。