僕と彼女がいちゃいちゃいちゃいちゃ(2)

僕と彼女がいちゃいちゃいちゃいちゃ2 (MF文庫J)

ストーリー
はれて二人の美少女といちゃいちゃ学園生活を過ごすことになった由吾。
そんな彼の前に、外見は超セクシーなのに中身はとんでもなくカタブツな風紀委員・佐寺翡翠が現れる。
不純異性交遊を断固取り締まろうとする翡翠の目を盗んで吹雪の元へと通う由吾だったが……。


案の定というべきか否か、いちゃいちゃ要員が増加しました。なんですか彼女持ちのくせに！
彼女とは何だったのかと言いたいところですが、由吾の場合は愛火ともしっかりいちゃいちゃしているのでそうも言えず。まったくもって苛立たしい主人公ですね。
付き合っている彼女とのいちゃいちゃからヒントを得て愛人といちゃいちゃするって、冷静に考えたらとんでもないことです。しかも双方から了承を得ているっていうんですから、前世でどんな徳を積んできたんだっていう感じ。


愛火はこれ以上ないくらいまっとうにヒロインやってるんですけれども、こといちゃいちゃのドキドキ感でいうとやっぱり吹雪には及びません。
まあなんですか、もうくっついちゃったバカップルを見てるよりも、ちょっと背徳的な状況での危ういいちゃいちゃを見てるほうがずっと楽しいんですよね。これはもう仕方ない。
実際、充電だって耳かきだって断然吹雪の方が可愛かったし魅力的でした。ギャップってずるいよね！
だからこそ、愛火と由吾の恋愛が順調に進んでいくのを見ているとどうもモヤモヤとしてくるわけですが……。


新キャラ・佐寺さんはどうやらエロ担当の様子。表紙からなんとなく分かってましたけど。
エロに流される主人公もどうかと思いますが、由吾ほど流されない主人公っていうのも見ていてあんまり面白くないなと、今回読んでいて感じました。愛火にとってはいい彼氏なんでしょうけどね。とっとと吹雪とくっついてほしいこちらとしてはつまらないですよね。
せっかくのおいしい立場、存分に利用して据え膳を食べにいってほしいものです。野獣のように！


今回佐寺さんは由吾と吹雪の敵として登場してきたので、ヒロインとしての活躍は次巻以降になりそうです。
吹雪と由吾の関係にもちょっと変化がありそうな予感。安心感のあるバカップルの恋人関係ばっかり眺めていてもむしゃくしゃするばかりですから、どんどん混沌とした恋愛へと進んでいっていただきたいですね。次巻も楽しみ。


六連くんルートにも密かに期待しています。