まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

星刻の竜騎士ⅩⅠ

星刻の竜騎士(11) (MF文庫J)

星刻の竜騎士(11) (MF文庫J)

ストーリー
レベッカが学院を卒業し、新生徒会長に就任することになったアッシュ。
そんな中、五年間会っていなかった妹リンダが騎竜学院へ入学してくる。
リンダはアッシュとエーコの生活を監視すると主張し、三人は同じ部屋で暮らすことになるが……。



第三部に突入。独立国など立ちあげてしまって、もう学院には戻らないのかと思いきや、あっさりと復帰してしまいました。自由だな!
アッシュさんのモテモテぶりにさらにエスポラーソが掛かっておりまして、もうコイツどうしてやろうか。パッと見エーコに一途なようでいて、実はそうでもないところがダメ男なんですよね……。


今回の筆頭被害者・レベッカ。卒業後に予定されていたエリートコースまで捻じ曲げてしまうアッシュさんですよ。ホイール・オブ・フォーチュンはどこへ行ってしまったのか。
どうあがいてもレベッカエーコやシルヴィアに勝ってアッシュとくっつく未来は見えないのですが、ああいうことばをかけられてしまったら、そりゃあ期待を持たずにはいられないですよね。悪い男に捕まったのが運の尽きというやつですか。
しかし、レベッカウルスラ団長の試合はなかなか良かったです。あのレベッカを赤子の手をひねるようにいなしてしまうウルスラさん超格好良い。次はぜひとも実際のバトルの中でその力を見せてほしいと思いました。
アッシュの妹・リンダが登場。妹にしてはずいぶんと遅れての登場ですが、何やらストーリー上も重要な役目を持っていそうな様子ですね。
出だしが遅れてしまったせいで立ち位置は完全にエーコたちのお邪魔役という感じになってしまいましたが、アッシュ狙いのヒロインが多すぎる中、彼女のような賑やかしキャラはかなり貴重な存在なのではないかと思います。
で、シルヴィアさんですけれども。ちょっと気を抜いているとこれだから油断がならない。
どうやら、アッシュの辞書には浮気という文字がないようです。いつかバチが当たればいいと思います。


また新たな戦いが始まり、もはや敵なしと思われたエーコに、予想外の事態が発生。
これはまあ、仕方ないかなと思いました。緊張感のあるバトルを演出するには、アヴァロン聖竜皇はあまりに圧倒的すぎますからね。
ずっとこのままではいないとは思いますが、しばらくの間は、また新鮮なバトルが見られそうです。
さて、アッシュの誕生日などはどうでもよいのですけれど、次巻あたりで訪れるエーコの誕生日にもちゃんとイベントが用意されているのでしょうか。
メインヒロインとのイチャイチャ分が足りなかったので、ぜひともそのあたりを強化してほしいなと思います。期待。


今回も触手あり〼。